キャロル&チューズデイ 第8話
テレビアニメ「キャロル&チューズデイ」、第8話「All The Young Dudes」です。
オーディション番組「MARS Brightest(マーズブライテスト)」の本戦がいよいよ始まります。出場できる8組に勝ち残ったキャロルとチューズデイは、会場へやって来てだんだん実感がわいているようです。
ここで、キャロル&チューズデイとアンジェラが、初めて直接顔を合わせています。(ついでにガス&ロディとアンジェラのエージェントのダリアも、、、。)アンジェラは、8組とは別の特別枠での参加で歌を披露するのは次回だそうです。が、舞台袖ではキャロル達にかなり突っかかっています。これは、ガスが言うように、相手は彼女達を強く意識しているという事なのでしょう。それだけ光るものを、チューズデイ達は持っているのかもです。
番組の他の参加者は、予選の時と同じようにかなり個性的な人達みたいです。一応20万人とも言われる応募者の中から選ばれたわけですから、この人達もそれなりに人々に訴えかけるような何かを持っているのでしょう。
ところで少し気になるのは、皆が歌っている曲は誰が作っているのか、だったりします。キャロルとチューズデイは自分達で作詞作曲していますが、それはこの時代の火星ではとても珍しい事なのですよね。
そうなると、(アンジェラの曲はタオがAIを使って作曲していますが)番組の他の参加者、だけじゃなく、予選に参加していた人達の曲はほとんど全部AIが作ったもの、なのでしょうか? 特に予選では、あまり万人受けしなさそうな曲や、音楽と言えるのかどうかもよくわからない曲などが盛りだくさんでした。あれもこれもAIが(予選を勝ち抜けられるように)うまく作曲したもの、とは思いづらい気もするのですけれど、実際はどうなのでしょうね。
それと場面的に、決勝進出者のステージのパフォーマンスが、とても細かく描かれていますね。特にピョートルのダンスはかなり詳しく表現されていて、時間も長めに描かれています。
こういう映像を見てしまうと、作品としてはこの「MARS
Brightest」本戦が一つのハイライトになっているのかなと思ってしまいます。「The loneliest
girl」だったキャロルとチューズデイが出会い、時代の流れを追わずに自分達だけの輝く何かを手に世界へ「歌」を届けようとする、みたいな部分に常にスポットが当てられていくのかなと感じていたのですけれど、そういうわけでもないのでしょうか。キャロルとチューズデイの絆が、テレビ番組での優勝といった所だけにとどまる事なく、火星全土を沸き立たせ人々を感動させるような結果になっていってもらいたいように思います。
この話数では、決勝進出者の1人、シベールが登場しています。男性なのか女性なのかは今ひとつよくわかりませんが、とにかくチューズデイの大ファンらしく、積極的に彼女との距離を縮めようとしています。
この人はキャロルに対しては全く興味を示さず、チューズデイしか見ていません。キャロルはちょっとむっとしています。
キャロルのこの気持ちは何なのでしょう。自分が相手にされないから怒ったのか、それともチューズデイと自分の間に割って入られて不快なのか、あるいはチューズデイの興味を自分から奪われそうな気になって不安になった、とか、、、?
シベールが女性だと百合的にも面白くなってきそう(声の担当が、百合ファンで有名な佐倉綾音さんなのもまた、、、)ですが、どうでしょうか。まあ仮にそうでなかったとしても、この人の出現が、キャロルとチューズデイの関係性を進展させてくれそうな気がします。
・「キャロル&チューズデイ」レビューリスト
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