戦姫絶唱シンフォギアＸＶ ＰＶが配信されています

　テレビアニメ「戦姫絶唱シンフォギアXV」は７月から放送開始の予定となっています。そのPVが公開されています。

　テレビアニメ「戦姫絶唱シンフォギアXV」は７月から放送開始の予定となっています。そのPVが公開されています。

　サイトのトップページにある「Pick Up」の部分にある「PV公開！」のバナーからアクセスできるようになっています。配信元はYouTubeです。

　映像の長さは４５秒ほどです。大きく「特報」の文字が現れた後、翼役の水樹奈々さんが歌うオープニング主題歌「METANOIA」に乗って、新作映像が流れます。

　音楽も映像も新しいものが公開されるのは初めてですね。楽曲の方は、激しいビートとかき鳴らすようなギターの旋律が、ハードロック/ヘビーメタルのような雰囲気です。この系統は、スマートフォン用ゲーム「戦姫絶唱シンフォギアXD UNLIMITED（エクスドライブアンリミテッド）」の主題歌「UNLIMITED BEAT」（こちらも奈々さんが歌っていらっしゃいます）に近いかもしれませんね。

　歌詞の方も、メロディーと同じように熱い感じです。「己が道を貫け」とあるのは、様々な周りからの雑音（ノイズ）に迷いそうになっても、正しいと信じる方法であきらめずに救いの手を差し伸べ続ける、という響の姿勢を表しているのかもです。この第５期でも、彼女が苦しみながらたどった選択が、人々に一筋の希望と勇気をもたらすのではないでしょうか。

（ところで気になっているのは、前にも別の記事などに書きましたように、歌詞の一人称が「僕」になっているかどうかだったりします、、、。この映像で流れている部分にはこの言葉は使われていませんけれど、歌全体ではどうなるでしょうか。メインになる装者、響達の中には僕っ娘はいないので（ちなみにサポート役をこなしているエルフナインの一人称は「僕」ですが、エルフナインはキャロルが作った人工生命体ホムンクルスで、性別はありません）、響達の思いや行動を映し出す歌であれば、「僕」は使わないでもらいたい所なのですけど、どうなのでしょうか。）

　映像の方は本編からのものと思われますが音声は入っていません。雪原のような場所で、ギアをまとった響、翼、クリス、マリア、切歌、調が攻撃を繰り出している様子が見えます。といってもノイズと戦っているわけではなさそうで、もしかしたら訓練の場面だったりするのかも。本作のシリーズでは、真冬の場面ってあまり描かれてきていない気がしますし、その辺りにも何か事情があるでしょうか。

　さらに、バックに流れている主題歌の歌詞で「無二の旋律」と歌われる場面では、リディアン音楽院の制服を着た未来がピアノを弾いている姿が流れます。そばには同じく制服姿の響が立っていて、歌を歌っている感じなのでしょうか。
　うまくセッションできたからなのか、２人は笑顔になっています。特に響は嬉しくなって、未来に向けてブイサインを出しまくっていますね。
　こういう、彼女達が紡ぎ出す平穏な日々の風景が、本作ではとても大切になるのでしょう。作中では響だけでなく未来もつらい思いをするかもしれませんが、彼女達のこの、愛にあふれた絆が、２人を、そして皆を救えるようになると期待したいです。

　、、、公式サイトの今のトップページには、作品のメインビジュアルが載せられています。制服を着た響と未来が手をつなぎ、夜空を仰いでいる後ろ姿が見えます。空には、様々な色合いの６つの流れ星が。

　「流星」は、第１期ではとても重要なモチーフになっていますね。それがここでまた取り上げられるのは、物語の一番はじめからつながるテーマが、大きな意味を持ってくる、という事なのでしょう。さらにその流星が６つであるのも、響、翼、クリス、マリア、切歌、調、６人の装者に起きる出来事を示しているのではないでしょうか。

　ビジュアルに添えられているコピーには、「繋ぐこの手には」で始まる言葉が書かれています。この言葉とこのビジュアルを考えると、響と未来の間に巻き起こる何かが、本作の一番の鍵になるのではと思われます。他の誰もが認める一番の仲良しの彼女達が、笑顔で寄り添っていられる未来になると良いですね。

　なお、PVの紹介文には、「完結」という文字が書かれています。これまでアニメの公式サイトなどではこの言葉は使われてこなかった気がします。こんな風に書かれると、テレビシリーズはもう見られないのかなと寂しい気持ちになってしまいます。
　でもまあ、テレビ放送ではなくても、OVAや劇場版といった形もあり得ますよね。彼女達の戦いと百合な愛情の物語をたっぷり楽しめると素敵かもです。