スター☆トゥインクルプリキュア 第11話
テレビアニメ「スター☆トゥインクルプリキュア」、第11話「輝け☆サザンクロスの力!」です。
惑星クマリンにあったプリンセススターカラーペンだけでなく、ひかるが持っていた牡牛座のプリンセススターカラーペンも、ノットレイダーに奪われてしまいました。ロケットを壊されながら何とか地球へ逃げ帰ってきたララ達でしたが、ひかるは沈んだ表情を見せています。彼女は、こんな事になってしまったのは全部自分のせいだと考えていました。
以前のエピソードでは、えれなやまどかは、相手を思いやりながら優しく接する事ができるひかるを高く評価していました。ストーリー的には、偶然のひかるの行動が結果的にそういう風に見えているだけなのかなと思っていたのですけれど、ここでのひかるの落ち込み方を見ていると、彼女は、他の人には言わなくても常に気配りしている人なのかも、と思えてきます。
プリキュアの活動がうまくいっていたために、いつもの気配りを忘れて調子に乗ってしまった。南十字座を自分が見たいという勝手な思いだけで皆を危険な目に遭わせ、ペンを2本も奪われてしまった、、、。現実を突きつけられ、彼女は自分を責めているのでしょう。
それに、ノットレイダー達の事情も、ひかるに影響を与えているようです。ひかるは、宇宙や星(それだけでなく不思議な出来事なども)に興味を持っていて、いろいろな想像をしてきました。それはいつも「ワクワク」、「ドキドキ」で「キラやば~」なイマジネーションだったわけですけれど、宇宙にあるのはそれだけではない、と、カッパード達は言っています。テンジョウもアイワーンもバケニャンも、喜びやときめきなど一つもない世界へ追いやられて生きてきたらしいです。
宇宙にはそんな場所もあるなんて、確かにひかるは想像もしなかったでしょう。自分の喜びが誰かの苦しみにつながっているとしたら、それに気づけないのが自分の想像力のなさが原因なのだとしたら、、、。ひかるはそういう方向へ考えてしまっていたのかもしれません。
でも本当に何もかもがひかるのせいなのでしょうか。そんな風に考えられない人達が、ひかるのすぐそばにいました。ララとえれな、まどかです。彼女達は、ひかるがいたから、ひかるのイマジネーションがあったから、前に進む勇気と力を手にする事ができたのだと実感しています。だから、落ち込むひかるに手を差し伸べる事ができたのでしょう。
これから先、戦いは激しさを増していく予感があります。それでも彼女達の結束力と親密さがあれば、乗り越えられない困難はないのではと思われます。そうやって団結していく中で、彼女達がお互いへの愛も育てていってもらえると素敵かもです。
| 固定リンク
「百合レビュー」カテゴリの記事
- 月開発で百合(2023.04.21)
- アサルトリリィ BOUQUET 第2話(2022.11.07)
- 「艦これ」いつかあの海で 第1話(2022.11.07)
- ラブライブ! 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 第3話(2022.11.06)
- となりの吸血鬼さん レビュー(原作コミックを中心に)(2022.01.12)
「作品 ふたりはプリキュア」カテゴリの記事
- 2022年1月からとその後のアニメ作品リストなど(2022.03.04)
- 2021年7月辺り発行の百合なコミック作品など(2021.08.03)
- 2021年4月からとその後のアニメ作品リストなど(2021.04.06)
- トロピカル~ジュ! プリキュア 第1話(2021.03.09)
- 2021年1月からとその後のアニメ作品リストなど(2021.01.19)
コメント