キラッとプリ☆チャン 第52話
テレビアニメ「キラッとプリ☆チャン」、第52話「ドキドキ! わくわく! ジュエルオーディション開幕だもん!」です。
プリズムストーンのすぐ隣に、有名ブランド「ディアクラウン」の新しいショップができました。おかげでプリズムストーンにはお客さんが来なくなり、みらい達以外に人がいません。めが姉ぇの頼みでディアクラウンの偵察に出かけたみらい、えも、りんかは、店内で、バーチャルプリ☆チャンアイドルのだいあや、独特なセンスで「かわいい」を見つける金森まりあ、無口でクールでダンスが得意な黒川すずに出会います。さらに何と、だいあは、宝石のように輝く「ダイヤモンドコーデ」を身にまとう資格を持つ「ジュエルアイドル」を選ぶため、「ジュエルオーディション」の開催を宣言するのでした。
みらい、えも、りんかのミラクル☆キラッツは、新しい「キラッと」を求めて、キラ宿町でアイドル活動を続けています。あんな、さら、めるのメルティックスターは、この話数では姿を見せていませんが、オープニング映像などには出てきていますので、何か大事な場面で颯爽と現れたりするのかもしれません。
セカンドシーズンでの新しい要素としては、前回第51話にも少し語られていた、だいあの出現とディアクラウンのキラ宿町への出店があります。さらにまりあとすずが、みらい達の新しいライバルになりそうな予感です。
だいあは、コンピュータで作り出されたバーチャルアイドルという設定で、雰囲気的にはバーチャルユーチューバー(VTuberとも言われます)に近い感じでしょうか。アヴァンでジュエルアイドルについて説明している彼女(女性なのかな?)の様子はいかにもバーチャルユーチューバーっぽいですね。
VTuberの場合は、人間が動きを操作している場合もあるようです。だいあもそういうタイプなのか、それとも何かSF的な背景を持つのでしょうか。そういう部分も、このシリーズの特徴になっていくのかもです。
ディアクラウンは、すずのお気に入りのブランドらしいです。ショップの中は、えも達も目を見張るようなかわいらしいコスメでいっぱい。それだけでなく、プリキャス専用のスタジオがあったり、執事風のコスチュームをまとったイケメンのお兄さん達がずらりと並んでいたりします。、、、またちょっと男子成分が増えてきている印象ですね。男子キャラが増えたり活躍する場面が多くなったりすると、「アイドルタイム プリパラ」シリーズの時の「男子専用プリパラ(通称男プリ)」みたいに、主人公の女の子達のエピソードやライブが減って行ってしまうのではないかと少し心配になります。プリ☆チャン自体は老若男女誰でも配信できるサービスですから、女の子達の配信だけが取り上げられるものではないのでしょう。けれどやはり主人公はみらい達ですから、女の子達のパフォーマンスとふれあいをたくさん描いていってもらいたい気がします。
(ところで、「コーデ」でドレスアップする「アイドル」達が「ダイヤモンド」を求める、と聞くと、つい別作品を思い出してしまいます。世界観が近づいていたりする?)
百合的には、、、育っていきそうな要素が少し見受けられる気がします。最初の場面では、みらいの新曲作りを妹のひかりが手伝っています。うまく曲ができたみらいは、思わずテーブルから身を乗り出してひかりを抱きしめています。ひかりは、姉の突然のハグに真っ赤になりながら必死に照れ隠しをしてますね。
みらいはこれまでのアイドル活動の中で、妹が自分をうるさがっているのではなく、実は誰よりも一生懸命応援してくれている事に気づいたのではないでしょうか。正面から向き合うと恥ずかしくてつい憎まれ口をきいてしまう所も含めて、みらいはひかりをもっと愛するようになったのかもという気がします。
ひかりは、他の人が見ている前では姉とのふれあいを嫌がる素振りをずっと見せ続けてきたのでしょう。でも本当は、誰が見ていようとも姉に抱きしめられたがっている、と、気づいたから、みらいは自分が感じている愛情をひかりにストレートにぶつけていくようになった、のかもしれません。彼女達姉妹のいちゃつきも、意外と見所になりそうでしょうか。
他には、まりあとすずの関係も気になります。すずはまりあを「先輩」と呼んでいるみたいなので、同じ学校の上級生と下級生みたいな間柄なのかもです。
すずは少年っぽい振る舞いを見せていて、誰とも交わろうとしない一匹狼(猫?)のような印象を与えます。けれど、オープニングの映像では、すずはまりあに思いっきり抱きしめられて顔を赤くしていますし、エンディングの映像では、黒髪を2つに結び、かわいらしいワンピースを(まりあに?)着せられて恥ずかしがっています。
本人はクールでいる事を自分らしさにしたいと考えているのかもしれません。けれど、真逆とも言える事をしてくるまりあに、彼女は抵抗していないのですよね。
それは、先輩だから逆らえない、のではないと思いたいです。まりあがかわいらしい姿を自分に望むのなら、そうなってもいいと感じているのだとしたら、すずからまりあへの愛情は確かなものなのでは。また、すず自身、本当は(ダンスするには邪魔かもしれないけれど)かわいらしい格好をしたいと密かに望んでいて、まりあがそれを(気づいているかいないかは別として)実現するお手伝いをしている、という関係だったりすると素敵かもですね。
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