マナリアフレンズ 第７話

　テレビアニメ「マナリアフレンズ」、第７話「かくれんぼ」です。

　マナリア魔法学院の図書館、図書カードの整理や返却された図書の受付などをこなしているグレアに、アンがちょっかいを出しています。といっても元々図書係を頼まれたのはアンで、グレアはそのお手伝いをしていただけのはずなのですが、、、カウンターでじっとしているのがよほどつまらなかったとかなのでしょうか。
　マナリアの王女ともあろうお方がそんなに怠けてていいの？　とも思っちゃいますけど、何となく、アンはグレアに甘えている感じもしますね。グレアがそばにいると、彼女の事しか見えなくなってしまっているような。

　グレアばかりかまっていて、果たすべき役目をおろそかにしていると、王女としての彼女の立場を危うくしてしまう気もします。いつもそばにいて姫を護衛しているオーウェン（ここでもアンとグレアの２人きりの世界のすぐ近くにいました、、、）が、本来ならアンのお目付役に適していそうですが、この人は、第５話の時もそうだったように、王国の意向よりもアンのやりたい事を優先するみたいなので、歯止めにはならないかも。アンがあまりに羽目を外しすぎると、グレアと一緒にいる事を禁じられてしまうのでは、という気もします。アンもグレアもそれぞれの国のお姫様ですから、彼女達が寄り添って行くには、ちゃんとしなければならない事がたくさんありそうです。彼女達が現実を突きつけられた時、どういう選択をするのかが気になります。

　まあそれはそれとして、ここでの２人は、他に誰もいなくなった（オーウェンを除く、、、）図書館で、遊びを始めます。これは、彼女達がお互いを確かめ合うためのふれあいのようにも見えますね。まるで恋人同士のじゃれ合いのような。

　その結果、彼女達の関係がどうなったかは、最後の場面に描かれている気がします。この図書館での出来事の中では、グレアの方がより強く相手に惹きつけられた様子でしたし、だから彼女はああいう行動をとったのでしょう。アンの方も、グレアが隣にいる事をより強く感じられて、胸が温かくなったのではないでしょうか。彼女達は、薬なんてなくても、お互いを求めているのでしょう。

　１クールを折り返す辺りのこの話数で、彼女達の関係が一歩進んだように思えます。この後さらに百合な展開があるのを期待したい所です。

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