マナリアフレンズ 第５話

　テレビアニメ「マナリアフレンズ」、第５話「学院陥落」です。

　騒然とするマナリア魔法学院。学院内の至る所で魔物が出現し、生徒達に被害が及んでいます。生徒会長のハンナを中心に対策本部が設けられたものの、あまりにもたくさんの場所で同時に異変が起きていて、すべてに対応するのはとても難しいようです。

　グレアも、１人で何とか魔物を退けようとしていますが、相手は強力で数も多く、劣勢になっています。服は乱れ、けがもしているようですね。

　ハンナは、「こんな時アンがいれば」と思わずつぶやいています。グレアも、アンがそばにいなくて心細くなっているのではないでしょうか。

　ではそのアンはというと、学院の門の外にいました。心配そうに中の様子を見つめながらうろうろしています。なぜこういう状況になっているのか、については後半で描かれていきます。

　後半のアンの行動は、学院の皆を助けたい、とか、マナリアの国民のために、といった考え方からくるものではなさそうです。その瞬間、彼女の目に見えていたのは、、、グレアだけだったのかも。

　自分の魔法の力が強すぎる上に自分でうまく制御できない、とわかっていても、それが学院に迷惑をかける事になったとしても、アンは黙ってはいられなかったのでしょう。彼女のこの行動が、グレアへの思いを周りの人達に示しているように思えます。

　グレアの方は、どう感じているでしょうね。アンのした事はほめられないものかもしれませんけれど、それが自分を救おうとする強い気持ちによるものだとしたら。この日の出来事について、本編では描かれていないやりとりが、グレアとアンの間にあったら、そこには愛が満ちているのかもですね（というかそういういちゃいちゃを本編でもたくさん描いていってもらいたいものです）。