スター☆トゥインクルプリキュア 第４話

　テレビアニメ「スター☆トゥインクルプリキュア」、第４話「チャオ！ きらめく笑顔☆キュアソレイユ誕生！」です。

　前回第３話では「解散」の危機に陥ったひかるとララ。でも、「観星中の太陽」こと天宮えれなのアドバイスで無事に仲直りできました。

　その時のお礼を言おうと、２人はえれなに近づこうとするのですが、彼女はいつもたくさんのファンに囲まれていて、簡単には近づけそうにありません。それぐらい、彼女は人気者なのですね。
　彼女は特に、女子から注目されているみたいです。彼女が何かするたびに、周りの女の子達はうっとりして黄色い声援を送っています。

（ところでこういう設定の人物だと、これまでのシリーズでは男の子っぽい雰囲気の場合が多い気がします。例えば、「ふたりはプリキュア」のなぎさや、「ハートキャッチプリキュア！」のいつき、「キラキラ☆プリキュアアラモード」のあきらとか。また、太陽をモチーフにしたプリキュアを考えた場合も、いつき＝キュアサンシャインや、「スマイルプリキュア！」のあかね＝キュアサニーのように、男子的な雰囲気のキャラが担当している感じです。その意味では、えれなの位置づけは珍しいかもです（大人な女性の雰囲気で女子達から人気のある人というと、「キラキラ～」のゆかりがいますね）。）

　ではひかるもララも、他の女の子達と同じようにえれなにめろめろかというと、そこまでではなさそうです。ひかるはえれなの颯爽とした所に憧れているみたいです。ララは、あまりピンときていない、かな？
　２人はえれなの家へ行き、彼女がどう生活しているのかを知ります。たくさんの弟や妹達の世話をしながら、家の店も手伝っています。ひかる達から見れば忙しくて大変そうですが、つらそうな顔をするどころか、皆に笑顔を振りまきながらきびきびと働いています。何でもできちゃう先輩が、ひかるにはまぶしく見えているのではないでしょうか。

（えれなの家のお店は、「SONRISA」という名前です。これは、彼女の父親の国の言葉で「微笑み」という意味があるそうです。これはスペイン語との事なので、えれなはスペインと日本とのハーフなのかもです。）

　えれなの家から帰る途中、ひかる達はテンジョウが率いるノットレイダー軍団と遭遇します。組織立てられた猛攻のために、キュアスター、キュアミルキー、そしてフワとプルンスはばらばらにさせられてしまいます。狙われているフワを助けようとしても、その隙を突かれて攻撃され、スター達は劣勢に追い込まれていきます。

　異変に気づいたえれなはその場に駆けつけます。が、戦いの中に飛び込む事はできませんでした。
　それもそうですよね。奇妙なコスチュームを身につけた大人達(?)が暴れ回っているわけですから、誰であっても簡単に手を出せる状況ではありません。

　えれなは、逃げ出したりはしませんでした。ピンチに陥っているフワを助けなければならない、と彼女は考えていたのでしょう。自分の跳躍力なら、ノットレイダーの人垣を飛び越えてフワを救い出す事ができる、、、。

　ですが、彼女は一歩も前へ進む事ができませんでした。見ると、はっきりわかるほど膝が震えています。
　正しいと思っていても、どうにもならない事がこの世にはあるのか。と、この時の彼女は絶望しかかっていたのではないでしょうか。

　その後彼女がどうするのか、という所が描かれていきますね。彼女は確かに、「プリキュアの資格」を持っていたのではと思えます。

　この話数では、「観星中の月」こと香久矢まどかも少しだけ登場しています。彼女はフワを見て何か反応しているようですけれど、宇宙人達について何か知っていたりするのでしょうか（それとも単にかわいらしいと思っただけ？）。

　次回はキュアセレーネが登場するようです。キュアソレイユとの麗しいコンビネーションなどが見られると良いのですけれど、どうなるでしょうね。
（プリキュアに変身する時の歌も、スターとミルキー、ソレイユとセレーネで２パターン用意されてると素敵かなと思ったのですが、ソレイユが歌っていたのはスター達と同じでしたね、、、。何かソレイユとセレーネ、２人の女の子だけの特別な関係を描いていってもらいたい気がします。）

・「ふたりはプリキュア」レビューリスト、レビューセンター