やがて君になる 第２話

　テレビアニメ「やがて君になる」、第２話「発熱／初恋申請」です。

　結局、侑は、燈子の生徒会役員選挙の活動をお手伝いする事に。選挙の準備をしたり、校内を歩き回って宣伝したり、何かと燈子と一緒にいる時間が増えていきます。
　燈子は明るく振る舞い、他の人達ともにこやかに接していて、あの２人きりの時のような表情は見せていません。侑はちょっと安心したような、拍子抜けしたような気分でしょうか。

　でも、何事もなかったわけではないのですね。この第２話では、燈子が侑にさらに迫っています。踏切を渡ったあの場面（アニメの流れの感じでは、踏切を渡りきれずに危ない状況になっちゃうのでは、と少し驚いたのですけれど、そういうわけではなかったようです）、人がたくさんいる中、ふとした瞬間に、燈子の抑えようのない気持ちがあふれているみたいです。

　こういう場面があると、百合な女の子同士の関係をちゃんと表現してくれそう、と期待できますね。この後も、侑と燈子を中心に、雰囲気だけでなくばっちり百合なふれあいを見せていってもらいたいです。

　さて自分の気持ちを自覚し始めた燈子と比べて、侑の方はというと、やりきれないとも言えそうな思いを抱いているようです。同じ場所に立っていると思っていた燈子が１人だけ光り輝く場所へ近づこうとしているように感じられて、焦ってしまっているのかもですね。
　例えば侑が、別に恋愛に興味がないのだとしたら、誰かを相手に胸をときめかせられなくても問題はなかったのでしょう。でもこんな、悔しさにも似た感情を抱くのは、恋をしたくて仕方がないから、とも言えるかもしれません。そこまでして自分のものにしたい恋心とは、侑にとってはどのようなものなのでしょう。侑が考える恋について、侑本人の口から語られる事はこれからあるでしょうか。