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2018年11月21日 (水)

やがて君になる 第1話

 テレビアニメ「やがて君になる」を見てみました。第1話のサブタイトルは「わたしは星に届かない」です。

 高校1年になった女の子、小糸侑(こいとゆう)は、やりきれない思いを抱いていました。恋愛の素晴らしさを語る音楽を聴いても小説を読んでも、そこに描かれるような場面は、自分には訪れないのではないか、と感じてしまうのです。高校生になってもどこかすっきりしない日々を送っていた彼女は、ある日用事を頼まれて生徒会室へ行く事になります。

 自分はときめくような恋愛ができない、と考えて落ち込むのは、ときめくような恋愛をしたい、と思っているからなのでしょう。相手を意識すると思わず顔が赤らんでしまうような経験がしたい、みたいな、恋に恋するうぶな所が、実は侑にはあるのかもしれません。

 けれど中学の時、それに近い状態になっても、彼女の胸は高鳴らなかったみたいです。実は夢見るのは良くても実際に恋愛するのは嫌だった、とか、よほど相手が気に入らなかった、とかいう事なのかどうかはわかりません。けれど何かとてもこじらせてしまっているのでは、という気もします。
 その理由を自分で見つけて、傷ついていたのならいやしていかないと、自分が望んでいたような事にはならないのかもです。それができるのかどうか、そうなった時に彼女の恋愛のお相手になるのは誰なのか、は、これから描かれていくのでしょう。

 2年生の生徒会役員、七海燈子(ななみとうこ)も、人を愛するつもりにはなれない、と言っていました。が、侑に対する気持ちが急に高まっているようです。

 燈子が最初に侑を見た時や、生徒会室へ案内する間などでは、別に何か意識した感じでもありませんでした。けれど、なぜか侑が電話をしている姿を見ている間に変化が。
 この辺りの燈子の心理が個人的に少しわかりづらい気がしています。彼女はいったい侑の何に反応したのでしょう? その辺りについても、この後の話数で解き明かされていくのでしょうか。

 アニメ版は、原作のリリカルな雰囲気がさらに鮮やかに描かれている感じですね。生徒会室の前まで来た時の場面や、生徒会室で2人きりになっている時の場面など、侑と燈子の様子が文学的に描かれている印象です。格調高い百合が展開されると素敵かもです。

(そういえば、燈子は黒髪ロング、侑は栗毛で髪を2つに結んでいますよね。、、、アニメでの描かれ方も含めて何となくあの作品を思い出してしまいますけれど、まあそういうわけではないのでしょう。)

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コメント

二人の関係が余り単純でないので注意しないとよく解らないようにお思います。
幸い配信で繰り返して観れるので、確認し直してますが。

投稿: ジョーンズ卿 | 2018年11月23日 (金) 22時56分

燈子にいろいろな事をされていてもなかなかその気に
ならない(?)侑は、かなりこじらせてるのかなという気も
します。そこを乗り越えて、彼女達には強く結ばれて
もらいたい所ですね。

投稿: ギンガム | 2018年11月27日 (火) 23時40分

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