桜Trick 第８巻などの表紙画像が紹介されています

　先月から今月辺りにかけて発行されるコミックなどの状況は以前別の記事に書きました。その中で幾つかの作品の表紙画像が紹介されています。

　タチさん作の「桜Trick」は、第８巻が9/27に発行予定です。本作はこの巻が完結巻となります。
　表紙では、制服を着た春香と優が、身を寄せ合い明るい笑顔でウィンクをしながら手を差し伸べている姿が描かれています。背景には、本作のタイトルにもある桜の花のマークがちりばめられています。

　春香と優は３年生になり、卒業の年を迎えます。同時に美里西高校は廃校に。後輩のいない学校で、春香達はどういう日々を過ごすのでしょうか。
　 親友の証として他の誰ともしない事をしよう、と、彼女達はキスをし始めました。最初はたどたどしく唇を重ねていましたが、やがて彼女達の間では愛し合う気持ちが高まっていきます。それがこの第８巻でどんな形になっていくのでしょうね。帯の文句には、「愛はキスを変える」とも書かれています。愛に満ちたキスがあふれる百合満載なエピソードが見られたら素敵です。春香と優だけでなく、他にもしずくとコトネ、美月と理奈などたくさんの女の子達の恋愛関係もたっぷり描かれるのを期待したいです。
（ちなみに本作が連載されていたまんがタイムきららミラクの１０月号の表紙では、春香と優が登場しています。教室のカーテンをベールのように頭にかぶせ、花束をウェディングブーケのように手に持つ２人が描かれています。学生の彼女達が挙げる、ささやかな結婚式、とい うイメージなのかもですね。）

　奥たまむしさん作の「明るい記憶喪失」は、第２巻が9/27に発行予定です。表紙では、頬を赤らめたマリが大きく描かれていて、後ろに小さく見えるアリサが大喜びしているような姿があります。２人とも浴衣を着ているのは、、、温泉旅行とか？

　アリサは、記憶喪失というつらい状態に陥り、恋人のマリとのこれまでの生活も思い出せていません。が、それはつまり、好みど真ん中の女性と百合な恋人生活を改めてやり直せるという意味でもあり、アリサはそれが嬉しくてたまらないみたいです。
　このポジティブさが、アリサだけでなくマリにも救いになっているのかもしれません。変に疎遠になったりせず、彼女達はこれまで以上に親密になれるのでは。
　でも、マリの方の内面も気になります。アリサが自分を見てときめいてくれるのは嬉しいけれど、これまで一緒に築いてきた思い出をすべて失っているというのはちょっと寂しいのでは。これからの生活で新しいいちゃいちゃな思い出は作れるとしても、今までの出来事も思い出してもらいたい気もします。

　むくさん作の「今日も女の子を攻略した。」も、第２巻が9/27に発行予定です。表紙では、制服を着た主人公の黛風澄が、花のたくさんあるベランダのような場所にたたずんでいる様子が描かれています。

　風澄は、自分が何に興味を持っているのか、何が自分らしさなのかがよくわからないみたいです。友だちづきあいの仕方もわからないため、誰かに悩みを相談する事もできずにいました。それをさらにややこしくしているのが、彼女のイケメン美少女ぶり。頭脳明晰スポーツ万能なだけでなく、困っている女の子をさりげなくサポートできる上に、彼女の行動はナチュラルに女の子達のハートをわしづかみにしちゃうんですね。彼女は女の子達からもてもて、、、なのですけど、かえって高嶺の花みたいになって、彼女は友達を作りづらくなっています。
　そんな時、彼女は三星杏子と出会います。風澄は思い切って杏子に自分の悩みを告白し、２人は一緒に風澄の「自分らしさ」を探し始めます。
　風澄の悩みを解決しようとする中で、杏子とのふれあいが描かれていく、、、だけではないのがこの作品の特徴ですね。風澄は（無自覚に）毎話のようにいろいろなタイプの女の子達を恋に落としていきます。あまりにもその振り幅が広い感じもするのですけれど、杏子との関係は大切にしてもらいたいかもです。