バトルガール ハイスクール 第6話
テレビアニメ「バトルガール ハイスクール」、第6話「れんげがくるみでくるみがれんげ」です。
特別な力を持つ「星守(ほしもり)」の女の子達は、人類の脅威、イロウスから人々を救うために日夜戦っています。彼女達は学年はばらばらですが、「星守クラス」で一緒に勉強しています。
高3の芹沢蓮華もその1人です。が、実は彼女は女の子が大好きで、女の子しかいないこのクラスは彼女にとってパラダイス。何かと理由をつけては過剰なスキンシップをとったり、あられもない姿を写真に撮りまくったり。
でも最近は、女の子達のガードが堅くなってしまい、思うようにアタックできなくなっていたみたいです。そこでちょっとした事件が起きるのでした。
精神攻撃を仕掛けるイロウスのおかげで、蓮華は、高2の常磐くるみと精神が入れ替わってしまいました。これはかなりの一大事、、、だと思うのですけれど、蓮華はくるみに、この事を他の子には黙っていようと言うのです。
蓮華の狙いは、、、くるみの姿ならば女の子達のガードが甘くなるだろうから、また前みたいにふれあい放題になれるはず、というものだったのですね。自分の体が元に戻れるかどうかもわからないのに、女の子とのいちゃつきを優先する彼女は、筋金入りなのかもです。
実際、くるみの姿になった蓮華の前で、女の子達は様々な姿を披露しています。触れあうのも写真を撮るのも自由自在、さらには間接キスまで、、、? 本人の表情からもわかるように、とても充実した時間を過ごせているようです。
たぶん、蓮華本人は、自分がくるみの姿をしているから女の子同士のふれあいがうまくいっているんだ、と思っているのでしょう。それはある意味当たっていると思われます。でもそれだけではない気もします。
蓮華は、自分の正体がばれないように、くるみっぽい振る舞いをしています。それはつまり、急にボディタッチなんてしないし、写真を撮る時もちゃんと相手の了解を取ってからにしている、という事です。
相手の気持ちを思いやり、その上で自分がしたい事をお願いする、(くるみの姿になった)蓮華はそんな風に行動しています。そうしているからこそ、相手の女の子達もちゃんとお願いを聞いてくれているのではないでしょうか。
ちゃんと相手の立場を考えてあげれば、たとえ蓮華の姿のままでも、女の子達はそれなりに応えてくれるのかもしれません(まあ蓮華の場合は下心ありありなわけですけれど)。蓮華が優しくしてくれるなら、女の子達も優しい気持ちを返してくれるのでは。
もし女の子達が、本当に蓮華の事を嫌っていたのなら、星守として一緒に戦おうという気にはならないでしょう。でも今の彼女達は、蓮華も含めお互いに命を預け合って戦いに望んでいます。この事が、蓮華が皆に受け入れられている証拠の一つのように思えます。
さて蓮華のこの気持ちが、百合なのかどうか、については少し考える必要があるかもです。彼女の場合、かわいらしい女の子達とふれあったり女の子の写真を撮ったりするのが大好きなのは間違いなさそうですけれど、彼女達の中の誰かと(もしくは全員と?)恋仲になりたいと思っているのかというと、あまりそういう雰囲気は見えていません。
けれど、間接キスの場面を思い出した彼女は、「禁断の扉を開けてしまった」と言ってますね。今までは女の子を愛でるだけだった彼女も、これから本格的に百合な恋愛に乗り出していくのかも?
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