戦姫絶唱シンフォギアAXZ 第6話
テレビアニメ「戦姫絶唱シンフォギアAXZ」、第6話「決死圏からの浮上」です。
装者のギアへの適合係数を高める薬品、LiNKERは、適合係数の低いマリア、調、切歌(未来もそうです)が十分な力を発揮するために必要不可欠なものです。が、その製造法を確立していたのは、ウェル博士だけだったようです。
エルフナインが(第3期の時に)ウェル博士からもらっていたチップにはLiNKERの製造法が記録されていたらしいのですが、すべてを再現するには何かの要素が必要でした。それをつかむために、マリアとエルフナインは探索を続けていきます。
結果としてわかったのは、、、だったのですね。マリアが第2期の時に言っていてほとんどネタにもなっているせりふ「なぜそこで愛!」が、彼女の口から出た理由も、実はこういう所にあったりする?
少し気になるのは、愛と適合係数が直接関係するものなのかどうか、という事だったりします。このエピソードで描かれている感じだと、マリア達の適合係数の低さが、ギアに適合している翼達との愛の強さの差を表しているとも受け取れてしまいそうです。
でもそういう事ではないはずですよね。戦闘訓練をする事でも適合係数は(少しずつではありますが)上がっていくみたいですし、何よりマリア達と翼達は、愛の強さでは同じ位置にいるのではないかと思われます。
彼女達の関係を示すものとして、ここでは未来の存在もありますね。この話数では、未来はせりふがなく、響のイメージに浮かんできただけではあります。けれど彼女が、響と、クリスや翼をつなぐ重要な位置づけにいるのが見えてくる気がします。
響達が苦戦を強いられている新しいタイプのアルカノイズの中の1体が、リディアン音楽院の方へ進路を取り始めた時、クリスはすかさず、そちらを追うようにと響に勧めます。その時、響が思い浮かべたのは、未来の姿でした。響と同級生の未来は、夏休みが明けたリディアンにいますから、この状況では未来にも危険が及ぶ可能性があります。
クリスが、リディアンへ行くようにと響に言ったのがこのためだったのは、間違いないでしょう。クリスも、未来がピンチに陥る可能性をすぐに察していたと思われます。
また、それだけではないのではとも感じます。クリスにとっても未来は大事な存在ですが、それ以上に、未来を助けるのは響しかいない、と考えたのではないでしょうか。
未来と一番のお似合いなのは、響。クリスは、そしてたぶん他の人達も、この事には何の疑いも抱いていないのだろうと思います。
響としては、リディアンと聞いて瞬時に思ったのが未来だったという事実は、否定はしないでしょう。でも、未来を助ける事だけを優先して自分がリディアンへ行くのは良くない、と一瞬考えたかもしれません。
それは、未来という女の子が、響の中でどういう存在なのかを示している気がします。響は、人助けが趣味、といつも言っていますが、この場合の「人」というのは不特定多数の人達の事であって、未来はもっと特別な別格の人なのではないでしょうか。自分にとって一番大切な人、それが未来だと、この時の響は改めて意識したのかなと思います。
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