戦姫絶唱シンフォギアAXZ 第9話
テレビアニメ「戦姫絶唱シンフォギアAXZ」、第9話「碧いうさぎ」です。
装者2人が歌を合わせる事でさらに強い力を発揮する「ユニゾン」を身につけるため、前回に続いて特訓が行われています。が、調はうまく適応できていません。
彼女は、切歌以外の女の子とのユニゾンを成功させられずにいました。前回の最後の場面で、調が表情を曇らせていたのは、こうなる事がわかっていたからだったのかもです。
なぜうまくできないのか、調自身はそれなりに答えを持っていたようです。次の「フィーネの器」となるために候補としてあちこちから集められた「レセプターチルドレン」が連れてこられたのは、「白い部屋」です。彼女達はずっとその中に入れられて、人体実験や訓練を続けさせられてきました。
調はそこで切歌と出会い、FISの暴走によって外に連れ出されるまで、彼女にだけ気持ちを許して生きていました。その事が、自分を他人から遠ざけようとする圧力になっているのだと、調は捉えていたみたいです。
本当にそうなのかどうか、もしそうならどうすれば良いのか、調は彼女なりに考えていたのでしょう。そうするのは、自分が戦いを有利に進める戦力になるため、ではないようにも感じられます。
たぶん調は、響達と一緒に行動するようになってからずっと、皆と打ち解けたい、と願っていたのではないでしょうか。周りの女の子達から優しくしてもらったのと同じぐらい、自分も彼女達のために何かしてあげたい。そんな気持ちが、彼女の中にあり続けたのかも。
今度の事で、調の中のわだかまりが一気に吹き飛ぶ、というようにはならないのかもしれません。けれど、何か大事な一歩を踏み出すきっかけにはなったように思えます。
それと、何か彼女の出生の秘密に迫るような出来事もちょっと見えてきていますね。調の名字は「月読」です。月にはカストディアンがルル・アメルを監視するために作った遺跡があって、パヴァリア光明結社はそれを狙っています。この大きな事件の流れの中で、調が大きな役割を持つようになったりするのでしょうか。
ところで、個人的に考えていた事なのですが、調が切歌以外とうまくユニゾンできない理由は別にあったのかな、という気がしていました。ユニゾンは、2人の装者の気持ちが重なり合った時に生み出される技です。調的には、身も心も重ね合える相手は切歌以外にはいない、彼女とだけ一緒になりたい、と考えていたのかな、と。そういう流れだと、百合的には素敵かもですね。
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