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2017年8月 2日 (水)

戦姫絶唱シンフォギアAXZ 第5話

 テレビアニメ「戦姫絶唱シンフォギアAXZ」、第5話「虚構戦域に命を賭して」です。

 パヴァリア光明結社の統制局長、アダムの錬金術の力で、風鳴機関の本部は大打撃を受け、暗号解読の道も失われてしまいました。この状態では、S.O.N.G.は結社に対抗する力を手に入れるのはかなり難しくなってしまいます。

 ギアへの適合係数が低いために思うように戦えない調と切歌は、訓練施設で無茶な特訓を繰り返します。訓練する事で係数は少しずつ上がってはいるら しいのですが、今の差し迫った事態に対応するにはまだまだ足りない様子です。そこでエルフナインは、マリアに一つの提案をします。

 マリア、調、切歌は、ギアを持ってはいても適合係数が低くて、LiNKERがない今は十分な力を発揮できていません。LiNKERを手に入れられるようになるのかどうかはわかりませんけれど、彼女達が思う存分戦えるようになるかどうかという所も一つのポイントになりそうです。

(ところで、、、前の第3期「~GX」でも少しあった 感じがするのですけれど、敵対する組織が強大な力で響達を打ちのめすものの、息の根を止めるまではしないで撤退、傷ついて基地へ戻ってきた装者達とS.O.N.G.のメンバーが作戦を練り、何とか対抗しようとしてもまた打ちのめされ、というパターンが見受けられる気がします。相手側が高をくくりすぎているという事なのかもしれませんけれど、場合によっては演出的に装者達がちょっと手加減されているようにも見えてしまったり、、、。人々を救うために退く事ができない手加減なしのぎりぎりの状況で、装者達が精一杯の努力と覚悟で立ち向かっていく、みたいな姿が感動を呼ぶようにも思えるのですけれどどうでしょうか。)

 さて百合的には、響と未来のやりとりが良い雰囲気を出してますね。あまり長い場面ではありませんけれど、彼女達の絆がさらに深まっているのが感じられます。

 戦いの中で苦しい選択をしたクリスが物思いに沈んでいるのを、響は心配しています。どうしたら力になってあげられるのかわからず、響自身も落ち込んでしまうのですが、未来はそんな彼女に静かに寄り添い、話しかけています。

 昔の響だったら、未来にはとことん心配をかけないようにと、作り笑いを浮かべて「へっちゃら」と言う所だったかもしれません。けれどここでは、素直に自分の気持ちを伝えています。
 2人は前に、もう隠し事はしないと約束をしました。響はその約束を守っているのですね。響も未来も、お互い相手に負担をかけてしまうのでは、と考えるのではなく、悩み事を分かち合って一緒に解決していこうという気持ちになっているのでしょう。2人の関係は着実に進展しているように感じます。

(公式サイトでは、キャストの方達によるスペシャルリレー対談が掲載されています。その第1弾では、響役の悠木碧さんと、未来役の井口裕香さんが、響と未来の関係についてたっぷり語っていらっしゃいます。お2人によれば、第1期から第3期は、彼女達がつきあってから結婚するまで、第4期はそこからさらに安心できる落ち着いた関係性になった、という印象らしいです。声を担当されているお2人だからわかる所なのかもですね。)

 最後の場面で、未来は響に一つの言葉をかけています。これは、お互いをわかり合っている彼女達だからこそ、気づく事ができて、言う事ができる言葉なのでは、という気がします。
 未来の言葉に対して、響は未来だけに、ある表情を見せています。普段の明るく前向きな彼女とは全く別の表情です。響はこの時、未来がそばにいてくれるなら、何があってもつらくはない、と思ったのではないでしょうか。自分は間違わずに自分の思う道を進んでいける、と。

 未来が響にとっての「陽だまり」である事が、響の気持ちを奮い立たせているように感じます。それだけ未来は響に力を与えてあげられていると言えそうです。

 でもだからといって、未来は強い人間というわけではないですよね。彼女だって、響と同い年の普通の女子高生でしかないのですから、自分が背負っているものの重さに押しつぶされそうになる事は、今までにも何度もあったでしょうし、これからもあるはず。
 「陽だまり」で居続けるのだって、簡単ではありません。一歩引いた場所にいて微笑みながら見守ってさえいればいい、なんてものではないでしょう。
 自分が手を出せない世界で大切な人がどんどん傷ついていくのを見ながら、すべてを受け入れなければならない。その上で、相手を癒やし、励ますように触れあう、自分が不安がったり取り乱したりする姿を決して見せたりしてはいけない、というのはとても大変な役目のように思えます。

 たぶんそれでも未来は、この役目を最後までやり続けよう、と、覚悟を決めたのではないでしょうか。大好きな響と、ずっと寄り添い合っていくために。

(ストーリー的に、未来は、他の作品にはあまりない立場にいる気がします。戦うヒロインが主役のなる作品の場合、メインになる女の子達は皆特別な力を持っていて、一緒に戦う、という姿が多く描かれているように思います。
 未来の場合は、一度だけギアをまといましたが、それ以外では、響達装者が強大な相手に立ち向かっていくのを見送るのがほとんどでした。かといって、サブキャラという位置づけではないのですよね。
 彼女は、第1期の一番最初のモノローグを語っています。この作品シリーズは、彼女の視点というものが重要なポイントになっているのかもしれません。)

 ともかく、響と未来の絆が深まっていくのをもっと見てみたい所です。彼女達がとにかくいちゃつけるような落ち着いた世界になっていってもらいたいです。

・「戦姫絶唱シンフォギア」レビューリストレビューセンター

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