戦姫絶唱シンフォギアAXZ 第8話
テレビアニメ「戦姫絶唱シンフォギアAXZ」、第8話「過去と未来の狭間で」です。
パヴァリア光明結社の「賢者の石」に対抗できる力を持つという「愚者の石」(もう響もあまりツッコんでいないようなのでこの呼び名で決定なのかもです、、、)を、「深淵の竜宮」から見つけ出した響達。エルフナインは早速研究に取りかかっています。(ちなみに、石の捜索作業で泥だらけになってしまった彼女達はシャワーを浴びてますが、これでお風呂回は達成?)
でも「石」に頼るだけではなく、もう一つの力を彼女達は引き出そうとしています。それは「ユニゾン」ですね。前回第7話では調と切歌がこの技を見せていました。弦十郎はこれを、どの装者の組み合わせでもできるようにする事が、結社の力を上回るためには必要だと考えたようです。
それにしても、以前からそうでしたけれど、弦十郎のパワーは人並み外れてますね。この人は装者ではないのでノイズを倒す事はできないのですが、その点を除けば軽く装者達を超えている感じです。二課やS.O.N.G.の司令であるだけでなく風鳴機関設立者の一族でもあり、その上さらにこの力となると、もうこの人の右に出る者はいない? 作品的には、もう少し装者の方に集中してもらいたい気もしますけれど、こういう設定も必要なのでしょうか。
まあそれはともかく、鍛え上げられた響達に、「対消滅バリア」の技術がさらに生かされています(「石」の力は響は既に持っていたはずなので彼女は改めてもらう必要はなさそう?)。これで結社を押さえ込む事ができるでしょうか。
結社の方では、サンジェルマンが「祭壇」設置の準備をさせられ、プレラーティが大けがを負っているため、カリオストロが打って出ています。攻撃に選んだ場所は、東京駅? 偶然なのかわざとなのかはわかりませんが、そこにはクリスと翼がいました。
(ところでこの戦いの最後の方では、カリオストロが野太い声を出しています。第1話の記事にも少し書きましたけれど、「元男性」みたいなキャラはやはりこういうマスキュランな部分が強調されてしまうのですね、、、。)
クリスはここで、自分の過去も対決する事になります。クリスは小さい頃、バルベルデ共和国で、両親が命を失った時、ソーニャをなじりました。本当は彼女には何も悪い所がない、と、わかっていたのに、強い悲しみをつい誰かにぶつけてしまっていたのですね。そして本作第1話では、彼女は反対にソーニャからなじられていました。
悲しみをぶつける側とぶつけられる側、どちらも経験した彼女は、どちらの側の気持ちもわかった事でしょう。それならばどうしたら良いのか、、、。今までは悩んでいて前に進めずにいた感じでしたが、このエピソードで、その迷いは吹っ切れたのではないでしょうか。この先は、彼女のフルパワーの戦いが見られるようになるかもしれません。
その一方で、今度は調が何かを抱えてしまっている様子です。何が彼女の表情を曇らせているのか、それがわかるのは次回以降なのでしょうけれど、彼女にも後ろ向きな気持ちがあるとしても、それを乗り越えられるようになると良いですね。
それとこの話数で気になっているのは、ユニゾン、だったりします。前回で調と切歌がユニゾンを成功させられたのは、彼女達ならではの深いつながりがあったから、という気がします。それを、他のどんな女の子の組み合わせでも簡単に実現できるようになる、しかも「特訓」で実現できる、という事だとちょっと寂しいような感じもします。調と切歌の関係は、誰でも簡単に真似できるようなものではないでしょうし、他の装者がユニゾンするとしても、その人にとっての特別な女の子とだけ実現してもらいたいようにも思います。その辺りはこれからどういう風に描かれていくでしょうか。
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