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2016年3月15日 (火)

GirlsLoveFestival16の様子と企業出展

 「少女恋愛作品ファンによるイベント」の「GirlsLoveFestival」、第16弾に当たる「GirlsLoveFestival16」に行ってきました。参加された皆様お疲れ様でした。

 開催日は2/21(けっこう時間がたってしまいました、、、)、場所は、これまでと同じくPiOです。このイベントの場合、開催当日はお天気があまり良くない事が割とあった気がしますけれど、この日は晴れて暖かさが感じられました。

 この回の参加サークルさんの数は200以上となっています。たくさんのオリジナル作品が見られました。その他、「ラブライブ!」や「マリみて」、「プリキュア」、「その花びらにくちづけを」などを扱う作品が多かった印象です。

 コスプレをしていた人もけっこういらっしゃいました。「その花」の聖ミカエル女子学園や「マリみて」のリリアン女学園の制服姿だったり、「ゆるゆり」の歳納京子や「ヴァルキリードライヴ マーメイド」の敷島魅零、「ラブライブ!」の高坂穂乃果、「ユリ熊嵐」の百合城銀子と百合ヶ咲るる、「プリパラ」のドロシー・ウェスト、「アイカツ!」の星宮いちごなど、様々なものがあったように思います。

 またイベントでは企業出展も行われていて、そちらでもあれこれ企画がありました。Innocent Greyのブースでは、5月に発売予定の「FLOWERS秋篇」のCMムービーが公開されました(今は公式サイトでも配信されています)。映像が流れるディスプレイのそばでは、「秋篇」のイラストを使ったクリアファイルの無料配布も行われました。その後、「FLOWERS」にまつわる問題を出すクイズ大会が開催されました。司会は、作品のテーマ曲を歌っている鈴湯さんです(クリアファイルの配布も鈴湯さんがなさっていました)。着られていた衣装も本作にちなんだものになっていたようです。

 工画堂スタジオからは、「白衣性愛情依存症」の新作グッズなど様々なものが用意されていました。これまでと同じようにカプセルトイの機械も設置されていましたね。

 聖ミカエル女子学園は、カーニバルへの委託という形で出展していました。Tシャツやタペストリー、トートバッグや「ユリマット」などこちらの品揃えも豊富です。

 同じくカーニバルのブースでは、他のブランド作品についての告知も行われていました。「カタハネ」は、2007年にリリースされたPC用ゲームで、そのリマスター版が制作されるのだそうです(なお、この作品とサイトには、アクセスするのに年齢に制限があります)。作品自体は百合メインというわけではありませんけれど、時代と場所の異なる2つの世界で、女の子同士のふれあいが描かれていく作品となっています。リマスター版が出た後、という事ではあるみたいですけれど、全年齢版の制作も検討されているらしいです(確か本作にはDVD-PG版とかもあったように思いますけれど、あちらも全年齢対象だったかな?)。
 それから、「カタハネ」のスタッフの方達が新ブランドを立ち上げるという発表もありました。こちらで扱うのは、正真正銘(?)の百合作品になるそうです。内容についても少しだけ話されていましたが、詳しくは3月(今月ですね)に情報の公開が始まるとの事です。新しい百合ブランドが始まっていくのは素敵ですね。

 またこのイベントで気になっていたのは、EDGE RECORDSの初出展、でしょうか。この会社は、ドラマCDや音楽CDなどを手がけてきていますけれど、百合をあつかった事はほとんどなかったようです。今度の出展では、月刊コミックアライブに連載中の、缶乃さん作のコミック「あの娘にキスと白百合を」のドラマCDや原作コミックなどの販売が行われました。
 このドラマCDは、全4巻の構成となっていますが、第4巻が一般販売されるものの、第1巻第2巻第3巻はEDGE RECORDSの通販サイトのみでの取り扱いでした。それがこのイベントですぐに購入できるというのは良いかもですね。ちなみに、以前別の記事に書いた「百合展」でも、ドラマCDは販売されたようです(それに展覧会のメインビジュアルには、缶乃さんのイラストが使われていました)。
 さらに、このブースで商品を購入した人の中から、抽選で10名に、缶乃さんのサイン色紙がプレゼントされる、という企画もありました。しかもあらかじめ書いておいたものとかではなく、その場で書いてもらえるのだとか。、、、つまり、イベント会場に缶乃さんがいらっしゃっていた、という事なのですね。なかなかの企画なのでは。
 こうなると、EDGE RECORDSがこれからどうしていくのかが知りたい所です。もしイベントでの手応えが良ければ、この作品だけでなく、他の百合作品もリリースしていったり、とか? そうなっていくのを期待したいです。

 では個人的にゲットしたものを、新刊を中心に一部ご紹介、、、。

(・作品名(作家名、サークル名(敬称略)))

・プリムラ・ブルー(奥戸みこ、ゆきひらかぞえ)
 「神無月の巫女」より、姫子と千歌音のエピソードです。彼女達は「剣の巫女」として、16歳の誕生日に使命に目覚め、どちらかが命を落とすように定められています。それを知らない頃の彼女達の小さな願いが、はかなさを感じさせます。
 奥戸みこさんは、これが初めての同人活動になるのだそうです。このアニメ作品には深い愛情を持っていらっしゃるようです。

・Next Sign(丸造/つゆ子、セレナーデ/エキストラル)
 「Go! プリンセスプリキュア」より、はるかときららをフィーチャーした合同誌となっています。このサークルさんの作品は以前にもご紹介しましたけれど、はるかときららの切なく甘いふれあいが良い感じです。

・おなかすいたね。(葵わさび、MIX☆PUNCH)
 「戦姫絶唱シンフォギアGX」などの登場キャラを描いたイラスト集です。グッズに使ったイラストなども掲載されていて、普通の頭身のものだけでなく、かわいらしくデフォルメされた絵も見られます。未来やクリスが多くフィーチャーされていますね。

・少女を愛した少女と少女に愛された少女(あおば、ぼたんゆき)
 「ご注文はうさぎですか?」より、チノとココアの関係が描かれています。本当はココアが大好きで、「お姉ちゃん」と呼びたくて仕方がないチノ。ラビットハウスではつい意地を張ってしまう彼女が自分の気持ちを言えるのはどんな時か、が、チノの心情とともに語られていきます。

・フレームアウト(鈴宮きりは、カーテンウォールの家(星屑宝石))
 「ラブライブ!」より、希と絵里のエピソードがたくさん詰め合わせられた作品となっています。生徒会の役員としていつも一緒に行動している彼女達は、お互いに相手の気持ちを理解し、彼女達なりに相手を支えようとしているのですが、それぞれに悩みもあるようです。でも2人とも、相手を一番に思っていますから、何があっても相手に寄り添い、悲しみも喜びも分け合っていけるのでしょう。

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