戦姫絶唱シンフォギアGX 第10話
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テレビアニメ「戦姫絶唱シンフォギアGX」、第10話「こんなにも、残酷だけど」です。
前回第9話では、翼の実家にある「要石」を巡って繰り広げられた自動人形(オートスコアラー)との戦いが描かれていました。ここでは、同じ時刻に深海の施設「深淵の竜宮」での戦いの模様が語られています。
キャロル達の狙いを察知して先回りしたクリス、調、切歌でしたが、自動人形だけでなくキャロル本人が表れ、苦戦を強いられます。
ここは3人で力を合わせて対抗する所なのでしょうけれど、なぜかコンビネーションが乱れています。クリスが先走ってしまって、かえって仲間を危険にさらしていますね。
クリスは、「先輩」として、「後輩」の調や切歌を導きたかったようです。その気持ちが空回りして、このような事態になってしまったみたいです。
ちょっと気になるのは、クリスが、周りが見えなくなるほど「先輩」という位置づけにこだわるのはなぜなのか、という所ですね。クリスは、小さい頃にフィーネに捕らえられて以来、ずっと1人で装者となる訓練(お仕置き?)を受けてきました。その後未来に助けられ、響や翼達とふれあいながら、世界を救う使命に目覚め、またリディアン音楽院に編入して、同い年の友達もできて、自分の居場所を見つける事ができました。
そこまでの彼女の生活の中では、後輩と呼べるのは響や未来ぐらいのような。S.O.N.G.で調や切歌とともにキャロルや自動人形、アルカノイズと戦うようになってから、急速に先輩としての自覚が芽生えた、とかだったりするのでしょうか?
でも、先輩はこうあるべき、というクリスの理想とは違った状況にしかならなかったようです。自分がふがいないから何も成し遂げられないんだ、と彼女は悩みますが、それが本当なのかどうかは、調と切歌の反応から知る事ができそうですね。
キャロル達の方は、クリス達の結束とは無関係に、自分の計画を進めていきます。エルフナインを追放したのも、自動人形達を響達と戦わせたのも、すべて彼女の筋書き通りだったようです。(自動人形がわざと負けるようにしたのも狙ってやった事だったみたいです。けれどこの辺りの戦いの流れは、作品の演出的にはやや単調というか出来レースっぽく見えてしまった気もします、、、。)
装者を利用するためにここまで用意周到に計画を立ててきた彼女ですが、計画にとって重要なアイテムを失うと、今度は偶然その場に居合わせた(?)ウェル博士を計画に取り込もうとしています。この選択は、彼女にしてはやや無計画にも思えるのですけれど、勝算があってした事なのでしょうか。
そのキャロルに対して、響達はどう対抗するのでしょう。キャロルが世界を破壊する(そして作り直す)のを食い止めるためには何が必要になるのでしょうね。
さて百合的には、、、あまりない感じでしょうか。響と未来も、この話数では別の場所にいますので寄り添ったりいちゃついたりできていないですね。
それと、響が使う「へっちゃら」という言葉の意味合いが少し変わって捉えられているように思えます。前回は、響が無理に自分を納得させるような時にこの言葉が使われていて、それに対して未来は「へっちゃらじゃない!」と叫んでいました。
けれどこの話数では、未来も一緒になってこの「魔法の言葉」について楽しそうに響と電話で語り合っています。この言葉の位置づけは、もしかしたら場合によって変わってくるものなのかもです。
響と未来は電話で話していただけでも、いつの間にか一緒に笑い合って、緊張から解き放たれた雰囲気になっていました。彼女達は、たとえ離れていても、お互いの存在を感じて、癒やし合う事ができるのかもしれませんね。
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