のんのんびより りぴーと 第１０話

　テレビアニメ「のんのんびより りぴーと」、第１０話「すごく練習した」です。

　秋になり、小鞠や夏海、蛍達は少し離れた場所にある紅葉を見に行こうとしています。皆自転車に乗るつもりなのですが、れんげの自転車はまだ補助輪付き。遠出するのには向いていません。

　小鞠達に聞いてみると、彼女達が補助輪なしで自転車に乗れるようになったのは、小１ぐらいの時なのだとか。れんげは、自分も皆と同じになれるように、自転車の練習を始めます。

　姉の一穂に補助輪を外してもらいましたが、練習をするには誰か大人に見ていてもらわないといけません。そこでれんげが向かったのは、「駄菓子屋」こと楓の所でした。楓が店番をしている間、目の前の道路でれんげが練習する、というスタイルのようです。

　最初は足をつきながら前へ進んでいたれんげですが、すぐに慣れるわけでもなく、時々派手に転んだりしてしまいます。楓はちょっと心配になりますが、れんげ本人はあきらめずに挑戦を続けています。

　自転車に乗れるようになる、という事は、まだ生まれて何年かしかたっていないれんげにとっては、とても大きな出来事でしょう。その壁が高くても、挑戦したくてたまらない、れんげは本能的にそういう気持ちになっていたのかもしれません。

　でも、練習に没頭しすぎたためか、彼女は体調を崩してしまいます。家で寝ていると、蛍や夏海、小鞠達がお見舞いに来てくれています。
　当然楓も。彼女は、れんげが風邪を引いたと聞いたとたんに、たまらず駆けつけています。一穂の注文を届けるため、とか言い訳をしていましたが、夏海達にはばればれです。楓は、れんげがとても心配で、彼女に寄り添ってあげたいと強く願っていたのですね。

　その思いを知っているのかどうか、れんげはおとなしく楓にお世話してもらっています。添い寝して絵本を読んでもらったりするなど、本当の家族みたいです。

　れんげと楓は、第８話に描かれているように、小さい頃に出会っています。たぶんあの時から、彼女達は、お互いに惹かれ合っているのでしょう。これからも、２人はいろいろな事を一緒に経験していくのでしょうね。

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