戦姫絶唱シンフォギアGX 第7話
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テレビアニメ「戦姫絶唱シンフォギアGX」、第7話「輝きを継ぐ、君らしく」です。
前回第6話では、響はキャロルと話し合うどころか救う事もできませんでした。目の前で起きた出来事は、響にとってはかなり重いものだったはずですけれど、ここでの彼女は何だかとても明るくて、海辺での特訓(という名の水遊び?)を満喫している感じです。
彼女的には吹っ切れたのか、それとも悩みを表に出していないだけなのでしょうか? まあもしかしたら演出的には、1クールの中間地点で、水着回の実現というミッションが、ここでは発動したのかもです。
翼、クリス、響、調、切歌、そしてマリア。彼女達のギアは続々と強化型へ置き換えられています。響達は、それぞれに意志と理由を持って戦っていますが、マリアはまだそこまでの心境にはなれていないようです。
自分の弱さを知っている彼女は、強くありたいと胸の底から願うのですが、自動人形(オートスコアラー)を打ち負かす事ができません。本当の強さとは何なのか、彼女は悩んでしまいます。
そこに言葉を投げかけたのは、エルフナインでした。それによって、彼女は何か気づかされているようです。でもその言葉も、元はマリアがエルフナインにアドバイスとして言っていたものなのですよね。なので実は、マリアは自分の中に最初からあった答えに、改めて気づいた、という事なのかもしれません。
といった感じで、この話数ではマリアの気持ちの動きに焦点が当てられている感じです。けれどもう一つ、注目したいのは、ここで彼女が使うギアですね。
聖遺物アガートラームから作られたギアは、最初はマリアの妹、セレナに与えられてものでした。彼女は、F.I.S.でネフィリムの暴走を鎮めるために絶唱を使い、行方不明になりました。たぶん命を落としたのだと思われます。(この辺りについては第2期の第1話や第5話で少し描かれています。)
ですから、マリアにとってアガートラームは、愛すべき妹の形見とも言えます。これを使うとなれば、マリアも何か感じる所があるのではないでしょうか。そういう彼女の思いを、きちんと描いてもらいたかったようにも思います。
それに、妹が使っていたギアを自分の素肌にまとうのですし、どうしてもセレナを意識しないわけにはいかない気もします。そこに百合なテイストが描かれても良さそうな。
この他だと、響と未来の関係も少し描かれています。最後の方の場面で、未来が響をコンビニへ連れ出す時に、未来は響と手をつないでいます。これは、もっとちゃんとして、という合図であるのと同時に、私を見て、という願いの表れのようにも感じられます。響はいろいろな経験をしてきているため、立ち止まったり思い悩んだりする事が多くなっています。けれどこうして未来が寄り添う事で、彼女はたくさんの元気をもらえているのではないでしょうか。響には、未来をもっと大切にしてもらいたいです。
という状況だったのですが、最後に新たなキャラが登場しています。これで響の気持ちはまたかき乱されちゃってますね。
これに続くブルーレイ&DVDのCMでは未来のナレーションが入っていて、彼女は何だかぼやいてしまってます。確かに、プロデューサーの推しキャラなら、もっと彼女の思いが取り上げられても良さそうな? 響と未来の関係(というかいちゃいちゃ)が、もっと描かれるのを期待したいです。
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