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2015年9月23日 (水)

コミック百合姫2015年7月号

 発行一迅社コミック百合姫の2015年7月号を見てみました。

 表紙イラストを描かれているのはかんざきひろさんです。これまでと続きでさきのん(髪飾りの子)とめぐ(眼鏡の子)が描かれています。
 雨降りのバス停らしい場所に2人はいます。湿気のおかげで眼鏡が曇ったらしいめぐは眼鏡を外して様子を見ているのですが、隣にいたさきのんは、彼女の姿を見て思わずときめいてしまいます。

 イラストに添えられている文字には、「5月×日。嘘だろ、、、アイツがめっちゃ可愛い。」と書かれています。女の子が眼鏡を外したら実は美少女だった、という、正に漫画のようなシチュエーション?
 以前のさきのんだったら、たとえこんな状況になっても、もしかしたら女の子にときめくなんて事はなかったのかも、という気もします。前号の「パジャマパーティ」の時にだって、寝る前にめぐの素顔を見ていたはずでしょうし。
 でも今改めて「めっちゃ可愛い」と思うようになったのは、あの時さきのんに教えられてプレイした百合ゲームの影響だったりするでしょうか? 女の子から見た女の子のかわいらしさや、女性同士で恋愛する事を意識し始めたから、こんな気持ちになってしまった、とか。

 さきのんには、一時の気の迷いとかではなく、めぐへの恋愛感情を確かなものとしていってもらいたい所です。前にも少し書きましたように、めぐの趣味に引きずり込まれたのではなく、自分自身の気持ちとして、めぐへの恋心を育てていけるようになると良さそうです。

 センターカラーでは、ゆるゆりのテレビアニメ第3期についての紹介記事が載せられています。前号に続いて作品の情報が紹介されています。放送開始は10月からで、その前には「ゆるゆり なちゅやちゅみ! +」も放送されていますし、いろいろ楽しみがありますね。

 では掲載作品を部分的にご紹介、、、。

(・作品名(作者名(敬称略)))

・飴色紅茶館挿話(藤枝雅)
 紫野の街にある喫茶店、「飴色紅茶館」は、穏やかに営業を続けています。けれどこの頃は、近所のパン屋さんのパンを出したり、新作のお菓子を準備したりするなど、ちょっとだけにぎやかになっているようです。
 という感じで、以前本誌に連載されていた「飴色紅茶館歓談」の続きのストーリーとなっています。またこの、ゆるやかで甘いいちゃいちゃたっぷりの作品が見られるのですね。
 前作ではさらさは高校生でしたけれど、進路をちゃんと決めて、今は製菓学校に通っているようです。その姿はかなり頼もしくなっているような? 芹穂は年上で店長でもあるのですけれど、さらさを頼りにしているみたいです。
 もう彼女達の「婦婦」っぽさが全開で良いですね。最後のページには「To be continued.」と書かれていますので、連載になるのでしょう。さらさと芹穂をはじめ、女の子同士のいちゃつきがたくさん描かれていくのを期待したいです。

・かなえて! ゆりようせい さんりんめ。(源久也)
 前号の「にりんめ。」に続いて、聖エリーゼ学園が舞台になっています。本郷わかばを巡って、クラスメイトの優香と幼なじみの絵麻の三角関係で百合修羅場? この状況を、ゆりようせいはどうやって解決していくのでしょうか。
  また、前号で少し姿を見せていた白ゆりようせいについても語られています。彼女(?)は、妖精養成学校に通っていた頃、ゆりようせいとは同級生で、寮のルームメイトでもあったのだとか。最初の雰囲気は、ゆりようせいに似たダウナー系のすました感じだったのですけれど、どうもゆりようせいの方が上手だったようで。彼女達の間に百合な関係があるのかどうかはちょっと気になる所です。

・ゆるゆり(なもり)
101.やっぱりだめ?
102.もらえるよっ!
 前半のエピソードでは、西垣奈々と東先生の関係が描かれています。生徒の前ではお互いを「東先生」、「西垣先生」と呼んでいますが、2人きりになると「東」、「奈々」と呼び捨てに。2人は高校の同級生だったようですけれど、彼女達はお互いをどう思っているのでしょうか。そしてもしりせが彼女達の関係を知ったらどう感じるのか、気になります。(何となくですけど、学生時代の西垣先生と東先生って、本作のスピンオフコミック「大室家」に登場する撫子と藍っぽい雰囲気もあるような。)
 後半のエピソードには、まりが登場しています。「ココデスレストラン」では、魔女っ娘ミラクるんのグッズをプレゼントキャンペーンを行っているらしく、まりのためにそのキャンペーンに参加する、という内容です。今度のアニメ版とかでもこういうストーリーが取り上げられると、面白そうですね。

・アイドル大好き(花野)
 アイドルが大好きで、ライブにも足繁く通っているチエは、学校では地味で目立たない存在でした。けれどあるライブの会場で、彼女はクラスメイトの高塚まゆりに出くわします。まゆりは背の高い美人でいつもクラスの中心にいるような女の子なのでした。
 まゆりの意外な一面に触れて、チエも少しずつ変わり始めていくようです。このまま進めば彼女達の中にはお互いに対する愛情が芽生えていきそうな勢い、なのですが、なぜかそこまでは描かれていないのですね。しかもこのエンディングだと、百合営業とかさせられそう?

・桃色トランス WORK.5(こるり)
 生徒会長のあおいをはじめ、かなで、南、花は生徒会の仕事の真っ最中。「おなかがすいたね」なんて話していると、生徒会室に出前のピザが届くのでした。
  生徒会室の奥にあんな部屋があるとは知りませんでした。しかも住人が? 佐倉先生は今までずっとあおい達の様子を見てきたみたいですけれど、だとすると彼女達の肉体的なふれあいも見ていたのでしょうか。それに対して先生はどう感じているのでしょうね。でも先生自身も、あおいの姉と知り合いらしく、そこに何か百合なエピソードとかがありそうです。

・「百合姫」レビューリストレビューセンター

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