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2015年9月13日 (日)

GirlsLoveFestival15 行ってきました&入手品など

 「少女恋愛作品ファンによるイベント」の「GirlsLoveFestival」、第15弾に当たる「GirlsLoveFestival15」に行ってきました。イベントに参加された皆様お疲れ様でした。

 昼間の天気はあまり爽やかな晴れみたいな感じではありませんでしたけれど、その分淡い日の光が会場端のガラス張りの側面から差し込んで、柔らかい雰囲気を醸し出していました。会場は、前回と同じくPiOです。
 3月に行われた「~13」、6月に行われた「~14」と、PiOでの開催が短い間隔で続いている事もあってでしょうか、久しぶりのGirlsLoveFestival、といった感覚よりは、またこの場所で百合作品に出会えるという期待感の方が強い感じでした。今までは年2回の開催だった所、今年は3回、3ヶ月間隔で開催され、あるいはサークルさんの準備期間が短くなってしまったかもしれません。この辺りは参加のバランスの取り方などあるのかもです。

 会場では、あちこちのブースで百合な作品がたくさん出展、販売されていました。百合を描く人、百合ファンの人がこれだけ多く集まる場というのも素敵ですよね。
 サークルさん達の出展ジャンルとしてはオリジナルがやはり多いです。女性同士の恋愛といっても様々な語り口、描き方がありますし、作品ごとにそれぞれの作家さんの世界観が楽しめるのが醍醐味と言えそうです。2次創作では、ゆるゆり艦これラブライブ!悪魔のリドルその花びらにくちづけを、などなどこちらも多岐にわたっています。原作へのオマージュが感じられる作品がそろっていますね。

 ちなみに、イベント中に会場内でアナウンスされていた所によると、これまで併催していたアイドル関係オンリーのイベント「アイ☆フェス」は、次回から「アイドル百合」オンリーとなるそうです。百合オンリーイベントの併催でもありますし、その方が自然な感じかも?

 サークル参加以外では、企業出展も2つありました。工画堂スタジオでは、「白衣性愛情依存症」や「白衣性恋愛症候群」を中心としたグッズの販売が行われました。キャラのアクセサリーが入ったカプセルトイも設置してありましたね。もう一つ、聖ミカエル女子学園でも、「その花びらにくちづけを にゅーじぇね!」や「出会った頃の思い出に」などと関係して各種グッズが販売されました。また、「~にゅーじぇね!」のヒロインの1人、小野原葉月薬の田中理々さんによるサイン会も行われました(私はその時間帯に会場にいなかったためどういう様子だったかはわかりません、、、)。ミカ女では、前回、小ホールでの展示会「ミカ小」もありましたし、企業側でもいろいろ企画が考えられているようです。なお、会場内の放送でも言われていたように、「その花びらにくちづけを」は、来年でスタートから10周年になります。もし次のGirlsLoveFestivalにも企業参加するなら、何か記念になるような事があったりするでしょうか。

 その他一般参加の方達の中には、コスプレで百合を表現していらっしゃる人がいました。「アイカツ!」の星宮いちご、「ラブライブ!」の星空凛や小泉花陽、それと、「その花びらにくちづけを」からは松原優菜の姿をした人がお2人ぐらいいたような? 多彩なキャラのコスプレが会場を彩っていました。

 では個人的にゲットしたものを、新刊を中心に一部ご紹介、、、。

(・作品名(作家名、サークル名(敬称略)))

・つぼみの記憶 花咲く日(こなか、嘘きのこ)
 日和は、小さい頃、友達の碧(本当の名前は碧羽というそうです)と女の子同士でキスをした経験があります。2人はその後も友達としてつきあっているのですが、昔の出来事が忘れられず、時折どうしたらいいのかわからなくなってしまうのでした。
  言葉に出して尋ねればすぐに答えがわかるはずなのに、どうしてもそれができない、日和はずっと思いを抱えてきましたが、それが行き着く先に何があるのかが後半で描かれていきます。日和と碧のエピソードが少しずつ重ねられていく様子が素敵ですね。それと、日和の妹の彩和が、姉に顔を近づけられてときめいている場面もあります。この姉妹の間にも何かあったりするでしょうか。

・ヒカリの星(すいみん、睡眠療法)
 ひかりは1人で追試の真っ最中。監督するしおりん先生は、ひかりに私語禁止と言っておきながら、自分は試験とは無関係に、「アイドルになろうかしら」などと語り始めます。彼女が目指すのは、「天体アイドル」だそうで。なぜならば、彼女の瞳には大きな星が光り、頭の上にも星が回っているからなのでした。
 学校というシチュエーションでちょっとファンタジックなエピソードが描かれています。ここに出てくる「星」は、ひかりにとっては、しおりん先生を今までよりもずっと遠い存在にしてしまうかもしれないもののようです。でも本当にそうなのかどうか、先生の方はひかりをどう思っているのか、そういった部分が、暖かく柔らかく表されている気がします。

・にこまきっ! SUN(大島智、Sweet Pea)
 「ラブライブ! School idol project」より、真姫とにこのエピソードとなっています。新曲のPVの撮影をするために、にこと真姫は、真姫の家が所有する無人島へやって来ました。けれど島は激しい嵐に見舞われて、迎えの船も寄りつけないほど。2人きりになってしまった彼女達は、力を合わせて何とかピンチを乗り切ろうとします。
  話しているといつものようにけんか腰になってしまう2人。周りに人がいれば止めてくれたりする所でしょうけれど、ここでは他に誰もいません。ではけんかしたままになってしまうのかというと、そうでもないのですね。この経験は、彼女達をもっと親密にさせてくれるのではないかと思います。

・我が食物を与え続けるから一緒にいるわけじゃないなの(ナナセミオリ、コキリン、山猫BOX)
 「プリパラ」で2人ユニットを組んでいる、あろまとみかんのストーリーです。本編でも第47話や第48話で 語られている、みかんがあろまのあげたものだけを食べるという約束がテーマになっています。小さい頃に交わしたその約束が、あろまとみかんそれぞれにとってどんな意味を持っていて、彼女達がお互いをどう思っているのか、という所が描かれています。プリパラライブのステージでの出来事など、華やかさの中で百合な場面が見られますね。

・秘密の恋は白薔薇の愛を運ぶ(天谷、ぼっちのこころ)
 ネット配信されているアニメ「RWBY」より、ワイスとルビーのエピソードが取り上げられています。ワイスとルビーはお互いに好意を持っているのですが、相手が自分と同じ気持ちなのかどうか、また相手とどう触れあっていったらいいのか、わからずにいるようです。それを見た仲間のハンターのヤンとブレイクは、何か策を思いついています。

・Please! Please! Please!(丸造、セレナーデ)
 「Go! プリンセスプリキュア」のきららとはるかのエピソードです。はるかと出会ってから、きららの胸の中ではどんどん大きくなっています。きららの密かな願いはかなうのでしょうか。そしてはるかはきららをどう思っているのでしょうか。彼女達の気持ちの行方が、切なく甘く描かれていきます。普段はアクティブでいつも目標に向かって突き進んでいくようなきららが、はるかの事になるととたんにいじらしくなってしまう姿がかわいらしいですね。

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