ゆりりんらじお 第１１回

　百合作品ブランド「聖ミカエル女子学園」による企画「ゆりりん～百合ん百合んなダイエット～」を応援するWebラジオ番組、「ゆりりんらじお」の第１１回です。パーソナリティは、安曇璃紗と綾瀬美夜です。声の担当は、黒井音瑚さんと秋本ねりねさんです。

　番組の始まりでは、いきなり璃紗と美夜の挨拶から始まっています。これまで番組の最初にナレーションが入っていた「◯◯とは」の部分は、この回には入っていません。これからは不定期で挿入されていくのだとか。ちょうど良いネタがなかったらしいですね。リスナー側からも何か合いそうな用語があったら送ってみる、というのもありのようです。

　その後のトークでは、なぜか璃紗が戦隊ものの話題を語り始めています。色のイメージで、ミカ女の生徒達に役を割り当てています。
　彼女によれば、「赤」は七海、「緑」は六夏（六夏の声を担当されているのが「緑」川円さんだから、というわけでもないですよね？）、「金」は玲緒、そして「ピンク」は自分なのだとか。確かに何となく雰囲気はその通りかもですけれど、ピンクというおいしい立ち位置を自分がもらっちゃう辺りが少し現金なような？
　また、この戦隊に美夜が入っていないのも気になる所です。璃紗の考えでは、戦隊に対抗する組織として「黒髪会」（シリーズ本編中で、美夜、麻衣、雫が所属していると言われているグループの名前です）が登場するらしいです。
　璃紗は自分のアイディアを熱心に語っていますが、美夜の方は黙っていられません。ふてくされてしまい、その後の番組進行でも時々すねたりしています。

　ここでの璃紗の振る舞いは、いつも生真面目な彼女らしくないようにも感じられます。けれどこれは、話している相手が美夜だからこその反応なのかも、とも思えます。
　怠けているようでもいざという時には頼りになり、自分をいつでもサポートしてくれる、大好きな恋人の美夜だから、つい甘えちゃうのでは。前回の放送で、第１０回という節目になり、ちょっとだけ肩の荷が下りた事で、璃紗は自分に素直に振る舞えるようになった、なんて気もします。２人の親密さはさらに増しているのでしょうね。

　その２人は、六夏と沙雪（というかそれぞれの声を担当されている円さんと咲智ゆんさん）と一緒に、玲緒役の杏花さんが参加されたライブイベントに行ったそうです。その時に花さんは、「その花びらにくちづけを にゅーじぇね！」の主題歌「New Generation」を歌われていたようです。
　それを聴いて、璃紗達は思い直す所があったみたいです。ミカ女の附属校を舞台にした作品の盛り上がりに、自分達も本校の生徒として負けていられない、という気持ちになったようです。どちらのシリーズも、お互いに高め合いながら一緒に発展していくと良さそうですね。

　それから、璃紗の方からは自転車でお出かけした報告もされていました。彼女としては美夜も誘おうとしたみたいですけれど、お仕事が忙しそうだから、と遠慮したらしいです。でも美夜としては声をかけてもらいたかったようです。ここでも彼女はちょっとすねてしまいました。

　璃紗が出かけたのは、浅草だそうです。中学生や高校生がたくさんいて驚いた、と彼女は言ってますけれど、彼女だって高校生なんですよね？　まあそれはそれとしても、彼女はあちこちを散策したようです。
　写真で紹介されていたのは、名所もありましたけれど、食べ物も多いですね。もんじゃまん、あんこ入りのあげまんじゅう、「お抹茶ソフト」という名前のソフトクリームなど。この分だと彼女はかなり食べまくったのではないでしょうか。ダイエット的に良かったのかどうかは、後で「ぷにチェック」をすればわかるのでしょう。

　おみやげは、「浅草小判」というおせんべいです。袋を開けた璃紗は、早速自分で食べ始めています。美夜もこの自由さには驚いていますけれど、それも美夜を信頼しているからできる事、なのかな？

　ここでは１人でのお出かけになってしまっていましたけれど、これからはまた２人で行ってもらいたいですね。彼女達のいちゃいちゃエピソードが繰り広げられていくと素敵かもです。

・「その花びらにくちづけを」レビューリスト、レビューセンター