ハロー！！ きんいろモザイク 第１１話

　テレビアニメ「ハロー！！ きんいろモザイク」、第１１話「ほんのすこしの長いよる」です。

　前半は、綾と陽子や烏丸先生と久世橋先生のエピソードを少しはさみつつ、カレンと穂乃花のふれあいが描かれています。この２人は、忍やアリス達５人とはまた別の、２人だけの親しいおつきあいをしているようですね。

　けれど、穂乃花は、カレンと自分を比べた時、勝手に引け目を感じてしまって、つい尻込みする態度をとっているように感じられます。それが２人ならではの愛情表現、だったりするのかもしれませんが、実際には、距離を置いたりせずに、もっと寄り添っていった方が、お互いのためにも良いのではと思えます。

　穂乃花がカレンにお菓子をあげる場面では、カレンの頬にかけらが付いているのを見つけた穂乃花が、いろいろ想像してしまって真っ赤になっています。その想像通りの事が実際にできるようになれば、彼女達は今以上に親密になれるのではないでしょうか。一気にそこまでは無理だとしても、少しずつ思いを積み重ね愛を育んでいってもらいたいものです。

（ところで烏丸先生と久世橋先生はカレンからおみやげをもらっていましたけれど、本当は先生達もカレン達と同じ場所に行っていたのですよね。カレン達は１日遊んで帰って行きましたけれど、名残惜しさを感じた先生達は、もう一泊。こういう事ができちゃう辺りは、さすが大人、ですね。）

　後半は、忍とアリスの関係が取り上げられていきます。夏休み最後の１週間、アリスはカレンとともにイギリスへ帰省する事になりました。忍はアリスを明るく見送ろうとするのですが、やはりどうしてもできません。たとえ１週間でも、アリスと離れて暮らす事を考えると悲しくて仕方なくなります。これでは、第８話の時とまるで変わっていません。

　忍は、もうどうしてもアリスと離れるのが嫌なのですね。アリスが出発する前の夜であっても、何とかアリスと一緒にいられないかと彼女はあがいています。
　この気持ちは、アリスの方も全く同じでした。イギリスへ帰省すると決めた後でも、忍の姿を見ると、決心が揺らいでしまうようです。

　これだけ愛し合っている２人なのですから、何かうまい方法で、いつもお互いを感じられるぐらい近くにいられるようになってもらいたいです。忍とア リスは、２人だけで生きているわけではないので、周りと折り合いをつけていかなければならないのでしょう。でもその上で、彼女達がいちゃついたって良いで すよね。

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