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2015年7月22日 (水)

コミック百合姫2015年5月号

 発行一迅社コミック百合姫の2015年5月号を見てみました。

 表紙を描かれているのはかんざきひろさんです。これまでと同じように、髪飾りの子(表紙裏のメッセージや、3月号のTwitterアカウントの名前によると、さきのんというあだ名らしいです)と眼鏡の子(同じく表紙裏のメッセージでは、めぐと呼ばれているようです)が登場しています。
 今度はめぐの家でパジャマパーティ、という場面になっています。壁には百合コミック作品(本誌に連載中の「立花館To Lieあんぐる」らしいです)のポスターが貼ってあるなど、彼女の百合好きがうかがえる雰囲気です(といっても、百合グッズが山のように飾ってある、みたいな感じでもないですし、割と普通の(←ぱっと見だけかもしれませんけど)百合ファンだったり?)。

 ベッドの上で、さきのんは真剣な表情でノートパソコンに向かっています。周りに置いてある箱には、「ゆり♡がーる」とか、「ガチ♡百合学園」なんて書かれています。2人の会話の感じからも、百合なアドベンチャーゲームをプレイ中みたいです。
 めぐはアドバイスをしていますが、さきのんはそれも聞こえないぐらいに集中しているっぽいです。ゲームのストーリーが面白いのでしょうか、それとも女の子主人公が女の子を攻略するというシチュが気に入ったのでしょうか。表紙裏には、2人の会話が、アドベンチャーゲームのログのように書かれています。その内容によると、さきのんは、認めたくはないけれど百合ゲーにハマってしまったようですね。めぐ的には、同志ができた、という所なのでしょうか?
 前にも少 し書きましたように、めぐがさきのんをそそのかしたのではなく、さきのん自身が選んで百合ファンになってくれる方が良いかなという気もします。またそれはそれとして、カバーストーリーとしては、百合ファンな2人の女の子の物語ではなく、百合な恋愛をする2人の女の子の物語を見てみたい所です。

 センターカラーの記事では、テレビアニメ「ゆるゆり」第3期についての情報が掲載されています。この作品についてはこの後も発表が続いていて、第3期の前にOVA「なちゅやちゅみ!」の一部放送局での放送や、「なちゅやちゅみ! +」が8月と9月に放送される予定となっていたりします。アニメ版のあかり達がいろいろな形で見られるのは素敵ですね。

 では掲載作品を部分的にご紹介、、、。

(・作品名(作者名(敬称略)))

・桃色トランス Work.4(こるり)
 あおい、かなで、南、花の生徒会メンバーは、急病で仕事ができなくなった購買部の人達に代わって販売の作業をする事に。やがてあおいと花がお店を受け持って、かなでと南が学校内の整備へと出かけます。
 これまでのエピソードだと、南がさばけた雰囲気であおいやかなでをいじり倒し、花は輪の外からクールにツッコミを入れる、みたいな構図があった気がします。でもここでは、花はあおいと間接キスしようとしたり、南はかなでの美しさと振る舞いにときめいたりしています。この作品では、誰が優位で誰が劣勢といった区別はないのかもですね。また、あの子とこの子がカップル、のような決まりもなさそう? いえ、もしかしたらこれからは、あおいと花、かなでと南で推していく、のでしょうか。

・ここの様ファシネイツ(藤枝雅)
 藤枝さんの別作品「いおの様ファナティクス」に続く物語、という感じでしょうか。あちらの作品の主人公、いおの・ミト・アルシュラインと鉢辺絵兎は女性同士で結ばれ、最先端の科学技術で(?)娘を授かったようです。次期女王でもある彼女、ここのは、母親のいおのと同じように、側女を迎える準備をしているみたいです。彼女にも意中の女性が見つかるのでしょうか。連載が続いて甘いエピソードがたくさん描かれていくと良いかもです。

・ゆるゆり(なもり)
99.なんでやね~ん!
100.明日への大脱出大作戦
 前半のエピソードでは、関西弁を使う千歳に漫才っぽいツッコミを入れさせようと京子があれこれ仕掛けるのですが、なかなかうまくいかないようで。でも千歳も、本当に必要な場面なら迷いなくツッコむのでしょう。後半のエピソードでは、ふとしたきっかけで資料室に閉じ込められてしまったあかりと櫻子の脱出劇? 同じ次女でも、櫻子には妹がいる分、こういう場面ではリードするような振る舞いを見せるのかもです。最後の場面で、櫻子が真っ先に向日葵の方へ行く辺りは、彼女達のつながりの深さを表している気がします。
 というわけで、この何号か気になっていたのですけれど、本作は100エピソードに到達しました。季刊だったコミック百合姫Sの頃から、隔月刊の本誌での連載まで7年ぐらいの間で100回というのは、ペースとしては速い方なのでは。
 これを記念して何か企画でもあるのかなと期待していたのですけれど、特に何もないっぽいですね。最後のページの柱の部分には、スペシャルエピソードなどを含めると既に100回は超えていると書かれていますが、それでも本誌のレギュラーエピソードでこの回数まで来たのですから、何かあっても良さそうにも思います。テレビアニメ版の第3期なども近づいてきていますし、この原作コミックの方でもこれから何か企画される、かな?

・犬神さんと猫山さん 37ぶん、38いと(くずしろ)
 前半の話数と後半の話数で、最初のページの画面構成がキャラ以外ほとんど同じになっていますね。前半のエピソードでは、最近登場している猪里直(いのりなお)と相馬さくら(そうまさくら)の関係が少し描かれています。直はさくらの危うさをはっきり意識しているみたいですけれど、彼女を愛してしまう気持ちをどうしても止められないようです。
 後半のエピソードでは、八千代の家に鈴と秋がお泊まりして勉強会をしています。勉強したがらない八千代に厳しく当たる秋、という構図の中、鈴は八千代の小さい頃の写真を見つけます。そこに一緒に写っている女の子は? これから八千代と鈴の間にも何か波乱が起きそうでしょうか。

・かなえて! ゆりようせい にりんめ。(源久也)
 聖エリーゼ学園には、「1人の生徒をフルールと呼び生徒総出で憧れる」という、若干おおざっぱにも聞こえる所が面白い百合な習わしあります(エピソード中に「キマシタワー」という効果音(?)が出てくるぐらいのお嬢様学校みたいですから、こういう制度もあるのでしょう)。今のフルールは、正にその地位にふさわしい麗しさを持つ朱鷺子なのですが、彼女は、幼なじみの依子をそばに置いていちゃつきまくっているようです。それを遠くから見ているしかできないA子とB子の望みは、正に百合っぽいですね。ゆりようせい自身の周りでも何か変化が起きつつあるようで、物語はこれからいろいろ展開していきそうです。

・「百合姫」レビューリストレビューセンター

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