ゆりりんらじお 第８回

　百合作品ブランド「聖ミカエル女子学園」による企画「ゆりりん～百合ん百合んなダイエット～」を応援するWebラジオ番組、「ゆりりんらじお」の第８回です。パーソナリティは、安曇璃紗と綾瀬美夜です。声の担当は、黒井音瑚さんと秋本ねりねさんです。

　番組の前半では、自転車のメンテナンスなどの話題について２人のトークが行われています。トラブルを起こさずに快適に乗るためには、定期的に自転車屋さんに見てもらったり、やり方を身につけていれば自分でメンテナンスしたりするのが良いようです。また突然のパンクなどに備えて修理キットを用意しておくのも大事らしいです。

　といった真面目な話題を織り交ぜつつも、この回は冒頭から、美夜のテンションが高めになっています。なぜかというと、第６回の放送の時からの約束で、この第８回には璃紗のダイエットの途中経過を調べて発表する事になっているから、なのでした。
　というか美夜的には、その調べ方がとても重要なのですね。第６回の時にもやっていたのですけれど、璃紗の脂肪のつき具合を直接判定するために、美夜は彼女の体（どこなのかははっきり言われていませんが）を「触診」しています。「ぷにぷに」する美夜と、恥ずかしがりながら体を触らせている璃紗の構図が（声しか聞こえませんけれど）面白いような。

　ラブラブな恋人同士の彼女達であれば、触れあう時間はいくらでもあるはず（璃紗も、「いつも触ってるくせにぃ」みたいな事をちらっと言っています）。でもWebラジオの番組中、リスナーが聞いている前で堂々と恋人に触れられるから、美夜は妙なテンションになっているのかもです。（番組中けっこうトークでかんでいたのもそのせいらしいです。）

　ではその結果はというと、「ぷに」の数は減ったものの、目標まではあとちょっとだったみたいです。けれど美夜によれば、前回第７回で璃紗が自転車の事ばかり考えていたのが許せなくて、それで１ぷに減点になってしまったらしいです。

　そういうわけで、ダイエット自体はスムーズに進んでいるっぽいです。美夜は、璃紗の背筋の辺りがしなやかになったと感じています。（この後璃紗が急にシャドウボクシングをし始めたようで、「シュッ、シュッ」というかけ声が聞こえてきていました。璃紗としては、ダイエット→減量→ボクシングという連想が働いていたのかも。）

　ダイエットに励んでいる璃紗を見て、美夜は彼女をサポートしたいと言い出しています。これまでだと、触診にしてもそうなように割と冷やかす雰囲気だった美夜ですけれど、恋人が真面目に取り組んでいる姿に触れて、自分もきちんと応えてあげたい、と考えたのでしょう。

　その美夜が璃紗のために用意していたのは、自転車のチャームがついたおそろいのブレスレットでした。自転車屋さんで他のお客さんがしているのを見かけて、そういうアクセサリーを売っているお店を探したものの見つからず、自分で作ったのだそうです。
　自転車の形のチャームは取り寄せて、輪の部分の編み込みは美夜がしたのだとか。配信されている写真を見ると、とても細やかな作りになっているのがよくわかります。

　璃紗はもう泣きそうなほど感動しています。自分の努力をちゃんと理解してくれる人がいる、しかもその人が恋人だというのはとても嬉しいのではないでしょうか。美夜は、このブレスレットは触診させてくれたお礼、なんて本音(?)ともとれる事をぽろっと言っていましたけれど、実際には、ダイエットで効果を上げた恋人へのご褒美、なのですよね。

　ご褒美といえば、このダイエットがうまくいった時は神様（「その花」シリーズのプロデューサー）から何かもらいたいと、璃紗と美夜は前から要望を出していました。２人がここで言っていたのは、例えば「璃紗美夜のゲーム」またはそれが難しければドラマCD、だそうです。夏コミという具体的なイベント名も出ていますね。これから本当に何か制作されて発売されたりすると素敵かもです。

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