« 画集「Parade」、コミック「コドクの中のワタシ」第3巻などの表紙画像が公開されています | トップページ | ユリ熊嵐 第12話 »

2015年5月 6日 (水)

探偵歌劇ミルキィホームズTD 第12話

 テレビアニメ「探偵歌劇ミルキィホームズTD」、第12話「The detective of the opera」です。

(サブタイトルに「opera」とあるので、また突然オペラが姿を見せるのかなと思っていたのですけれど、そうではなかったようで安心(?)しました。姿といえば第1期第2期にピンポイントで登場していた森アーティも出てきていないようです。)

 前回第11話で、「歌怪盗」事件をすべて解決したミルキィホームズ。嬉しいはずなのに、シャロ、コーデリア、ネロ、エリーの表情は冴えません。
 理由は、4人とも同じみたいです。茉莉音と一緒にいられなくなるのが、彼女達は寂しいのですね。

 探偵なら、困っている人から依頼を受け、全力で捜査を行う事でしょう。その後事件が解決すれば、依頼人に報告し、また次の事件へと挑んでいきます。
 シャロ達にとっては、今度の事も、今までと同じのはず、でした。けれど、それでは割り切れない気持ちが、彼女達の中にはあったのですね。

 そこへ、茉莉音からの郵便が届きます。中身は、「天城茉莉音復活コンサート」のチケットでした。
 事件が起きなければコンサートを見に行ける、と期待した4人ですが、こういう時にはどうしても思い通りにはいかなくなってしまうようです。彼女達は人気探偵チームですから、世間も放ってはおかないのかも。
 この辺りからは、いろいろな場面が登場しています。桃怪盗との追いかけっこでは、ヨコハマの街の風景がたくさん見られますし、花崎マミュ(実体は小衣です)の歌う姿が第4話の時っぽく出てきたり、怪盗帝国との戦いもたっぷり描かれています。(シャロがトイズを使って雷を呼び寄せようとしていた場面では、これは第1期第1話の悲劇がまた起きてしまうのかと心配になりましたが、大丈夫だったようですね。)

 すべての事件を片付け、ヨコハマアリィーナにたどり着いたシャロ達が見たものは。茉莉音から彼女達への思いと、彼女達を知る多くの人達の気持ちが、そこにあふれていたのではないでしょうか。

 百合的には、茉莉音と美希のエピソードを見てみたい所ですけれど、この話数では美希は1カットしか出てきていません。エレメントのアムールの言う事を聞いていたとはいっても、トイズを使って茉莉音のエレメントを引き離し、この大きな事件を引き起こしてしまったのは彼女自身ですから、何もなかったように今までと同じように触れあうのは、すぐにはできないのかもです。

 けれど、茉莉音も美希も同じBKT10000のアイドルですから、これからも一緒に苦労や喜びを分かち合っていけるように思います。茉莉音も、小さい頃の美希との関係をきちんと思い出しましたし、今度はもっと寄り添っていけるのでは、と思います。そういう姿が、次のシリーズがあればそこで描かれていくと素敵ですね。

・「ミルキィホームズ」レビューリストレビューセンター

|

« 画集「Parade」、コミック「コドクの中のワタシ」第3巻などの表紙画像が公開されています | トップページ | ユリ熊嵐 第12話 »

百合レビュー」カテゴリの記事

作品 ミルキィホームズ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 探偵歌劇ミルキィホームズTD 第12話:

« 画集「Parade」、コミック「コドクの中のワタシ」第3巻などの表紙画像が公開されています | トップページ | ユリ熊嵐 第12話 »