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2015年4月14日 (火)

探偵歌劇ミルキィホームズTD 第10話

 テレビアニメ「探偵歌劇ミルキィホームズTD」、第10話「きずなプラス1」です。

 前回第9話で、カジノ島の上空から差し込んできた光に飲み込まれた、「赤の女王」ことスカーレット・オハダと茉莉音。呆然とするシャロ達や美希に、「黒のディーラー」ことノワール(スカーレットの娘です)が事実を語り始めます。

 でも彼女の話す内容というのが、どこかで聞いた事のあるものばかり、ですね。空中を飛ぶ古代文明の都市「天空島」、エネルギーの源になっている「秘宝石」、それに島をカムフラージュするための巨大な雲「サメの巣」、、、。実際に天空島に乗り込んだ時も、多関節の腕とレンズ付きの頭を持つロボット兵が襲ってきたりしています。さらに、「女の子が空から降ってくる」という有名なモチーフも描かれているような。これは、その筋の作品へのオマージュ、なのかもです。

 また、エレメントとのバトルでは、カードゲームが行われています。この辺りは、本作のカードも用意されているスポンサーの関係、なのでしょう。

 もう一つ、ゲームの中に登場するカードのキャラデザインが、、、。以前第7話でネロが「改装」されていた、世界名作劇場的なあの作品の主人公っぽい人が登場しています。第7話の時は、見た目はネロのままで、振る舞いがその人っぽくなっていたぐらいでしたけれど、ここでは全くそのままの姿で出てきています。これもその作品へのリスペクト、とかなのでしょうか。
(ちなみにこのカードの名前、「キンドレッドスピリット」というのは、その主人公が親友の女の子に向かって使っていた「腹心の友」の意味があるようです。この話数では、仲間との絆の深さが重要になっていますから、その点でもこの名前は意味を持っているのかもです。)

 エレメントに憑依され力を手に入れたスカーレットですが、元から持っていた天空島への執着が、彼女を暴走させそうになっています。彼女は茉莉音の幸運の力を使って、天空島を自分のものにしようとします。
  天空島の容赦ない攻撃が、シャロや美希、ノワール、アン・ガーディ(本当の名前はガーディアンだそうです)に襲いかかります。けれど、スカーレットの暴走を止め、茉莉音を救いたいと願う彼女達は、決してくじける事なく前へと進んでいきます。この辺りはアクションが多めで、シャロ達はかなり動き回っていますね。

 さらに、地上に残ったネロ、エリー、コーデリアの存在も心強いです。天空島への通路を維持するには、仲間との絆の力が要求されるのだそうです。3人は、シャロや茉莉音、美希達への思いが強いから、立派に通路をつなぎ続ける事ができているのですね。
 その3人を、アリスとカズミがサポートしています。2人はこれまでにもミルキィホームズのお手伝いをしてきましたけれど、ここでは持ち前のトイズを発揮してかっこいい姿を見せています。彼女達も、シャロ達への思いは強いのでしょう。

 天空島での決戦の後、美希は茉莉音と抱き合って喜んでいます。茉莉音とまた触れあう事ができたのが、美希にはとても嬉しかったようです。
 これまでの話数の雰囲気からは、何となく美希が茉莉音からエレメント達を引き離した張本人で、怪盗だったのではないかという感じもありました。けれどここでの美希には、茉莉音を陥れようみたいな様子は全く見えません。
 美希が、茉莉音のエレメントに何もしなかったのかどうかはわかりません。けれど、たとえ彼女が茉莉音の事件に深く関わっているとしても、そうするのは茉莉音への深い愛情があるからなのでは、とも思えます。

 それから、この後アンがまた登場するのかどうかも少し気になります。もう一度シャロに会えたら、彼女はどうするでしょうね。

・「ミルキィホームズ」レビューリストレビューセンター

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