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2015年4月19日 (日)

ユリ熊嵐 第9話

 テレビアニメ「ユリ熊嵐」、第9話「あの娘たちの未来」です。

 嵐の夜、学園の屋上で、紅羽にライフルを向けられた銀子は、その弾丸に撃たれてしまったようです。が、命までは失っていなかったみたいです。
(ところで前々から気になっていたのですけれど、学園の生徒達の噂話が、何か恐ろしいほど正確ですよね。学園に熊が現れた→熊が撃たれた→撃ったのは紅羽→熊はまだ生きている、と、どこからどこまでも間違っていません。これまでの話数に出てきた噂話もそうでしたし、実は学園内はすべて監視されていて、しかもその情報は生徒達にも公開されている、とか?)

 銀子が目を覚ましたのは、「友達の扉」のそば。目の前にいたのは、蜜子でした。
 澪愛の書いた絵本に登場する「友達の扉」は、実在するものだったのでしょうか。それともこれは銀子の夢? 命を落としたはずの蜜子がいるのもそのためなのかもです。けれど、蜜子の場合、撃たれた時には、腕章がちぎれて体がどこかへ転がっていったような描かれ方をしていました。このみの時と違って体も発見されていませんし、実際にまだ生きている、というパターンもありそうです。

 その蜜子は、銀子に長い説明をします。その中で彼女は、熊が人を食べるのは「一つになる」事だと言っています。そのすぐ後に彼女は、銀子と一つになる、と言い出します。つまり蜜子が銀子を食べるという事? と思ったのですけれど、そうではなかったようです。熊同士の場合は意味合いが違ってくる、のかな。
(本作では、同じ言葉が別の意味合いを持つ場合がけっこうあるような気もします。「友達」という言葉も、使われる場面によって、強い絆だったり、簡単なつながりだったりしているような。これらの言葉がいつも同じ意味を持っていれば、見ていても安心して物語を追っていけるように思うのですけれど、なかなかそういうわけにもいかないのでしょうか。)

 澪愛の愛情を自分のものにする、という野望の実現に、ユリーカは着実に近づいていきます。何年もかけて成長するのを見守ってきた紅羽に、彼女は手を伸ばそうとしています。紅羽がどうなってしまうのか、という所が後半で描かれていきます。

 ところで、蜜子もユリーカも、女の子の服を脱がすのが超早いですね(ユリーカの方はイメージだけだったみたいですけれど)。2人とも日頃から女の子に手を出しまくっていて、そのおかげで上達した、とか? そういった部分については、紅羽や銀子の腕前(?)はどの程度なのでしょう。

 といった感じで、女の子同士の恋愛感情が描かれる場面はあまり多くない気がします。女性同士が絡む流れは幾つかありますけれど、お互いに愛情があってそうなったわけでもなさそうなので、恋愛という意味での百合とは言いづらいように感じられます。
 途中で、ライフ3人組が学園内を見張っている時に、セクシーが2人の女の子の様子をのぞき見(!)していました。この女の子達はどちらも熊ではなさそうですので、純粋に女の子同士で愛し合っていると言えそうです。この話数ではもしかしたら唯一彼女達が百合な関係なのかも、と思えてしまいます。

・「ユリ熊嵐」レビューリスト

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