ユリ熊嵐 第１１話

　テレビアニメ「ユリ熊嵐」、第１１話「わたしたちの望むことは」です。

　紅羽は、蝶子をはじめとした嵐が丘学園の生徒達に捕らえられ、銀子をおびき出す罠に使われてしまいます。逃げられないように縛られた彼女の前に、蝶子が立ちはだかります。

　銀子をおびき出すのが目的なら、蝶子は別に紅羽に手出しをする必要はなさそうです。なのに、彼女は紅羽の家を家捜ししてまで、紅羽の嫌がる事をし、思い出を引き裂いています。
　ほとんど憎しみとも言える感情を、なぜ蝶子は紅羽に向けるのでしょうね。透明になろうとしない紅羽が目障りだったのでしょうか、それともうらやましくて仕方がなかったのでしょうか。

　いずれにしても、熊を攻撃する武器を持ち出し、紅羽を必要以上にいたぶる蝶子は、もはや「透明」ではないように思えます。前回第１０話で彼女は、「透明な日々を取り戻す」みたいに言っていましたけれど、何だか矛盾しているように感じます。彼女達は本当に何がしたいんでしょうね。

　そういった中でも、紅羽は銀子を何とか危険から遠ざけようとします。けど下手な嘘をつけばつくほど、銀子への愛情が深い事がわかってしまうでしょう。いえ、銀子はもう紅羽の気持ちは何となくわかっているのかもしれません。
　後は、彼女達の間にあるのが百合な恋愛感情であるかどうかなのですけれど、この辺りはどうなるでしょうか。次回には（というか次回までですけれど）はっきりさせてもらいたいように思います。

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