艦隊これくしょん -艦これ- 第11話
テレビアニメ「艦隊これくしょん -艦これ-」、第11話「MI作戦! 発動!」です。
MI作戦が始まろうとしています。ですが秘書艦の長門は、部隊編成をなかなか決められずにいました。彼女は司令官ではないため、これまで最終決定をした経験がないでしょうから、こういう場面ではどうしても慎重になってしまうのでしょうね。
そこへ赤城がやって来ます。艦隊の編成について、どうしても伝えたい意見があったようです。
赤城の提案は、どうやら採用されたようです。彼女の申し出た編成は、彼女の頭の奥底に潜んでいた、経験したはずのない記憶にもとづくものだったみたいです。
彼女がうなされていたリアルな夢の中では、その艦隊は敵の砲火や銃撃を雨のように浴び、最後につらい選択をしなければならなかったらしいです。それなのに、実際に同じ編成を組もうとするのはなぜなのでしょう。
赤城は、救いたかったのかもしれません。失われる定めから、大切な仲間達を、そして自分を、自分自身の手で。
この気持ちは、彼女の中からわき出たものです。彼女は、司令官に従うのではなく、自分の力で道を切り開こうとしています。
吹雪を第一艦隊に組み入れる事だけは、司令官の命令でした。けれど吹雪を随伴艦にしたいと願い出たのは、赤城の望みでもあります。命令されるだけではなく、自分自身で考え行動する姿は、(原作ゲーム版にはない展開かもですけれど、)戦う1人の女の子としてドラマティックなものなのでは、とも感じられます。
この後、戦いの中で、決意を胸に秘めた赤城を、吹雪が立派に支え、2人の関係がより近いものになっていくと良いですね。この話数では彼女達のふれあいはそれほど多くありませんでしたけれど、その分次回には親密な様子を見せてもらいたいものです。
ここでは、長門と陸奥が良い雰囲気になっているようです。長門が陸奥の名前を呼んだのって、実はこのシリーズでは初めて、だったりするでしょうか。前回第10話で、長門は陸奥の気持ちがわかったでしょうから、それを受けての事だったのでは。
長門は、本当につらくなったら、1人で抱えなくてもいい、苦しみを半分引き受けてくれる人がすぐそばにいる、と思えるようになったのでしょう。2人きりになった時、陸奥の胸に甘えるように身を預ける長門の様子には、そういう心情が見える気がします。また、陸奥の方も、長門が自分を頼ってくれて、普段は誰にも見せないような表情を見せてくれるのが嬉しいのでは、と思えます。
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