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2015年3月21日 (土)

ユリ熊嵐 第6話

 テレビアニメ「ユリ熊嵐」、第6話「月の娘と森の娘」です。

 銀子は大けがを負わされ、紅羽も追い詰められていきます。こうなると、人間対熊というよりも、紅羽、銀子、るる対「透明な嵐」という構図になっている感じもありますね。この後はどういう展開になっていくのでしょうか。
 針島薫が、銀子達の正体を熊だと知る事ができたのにも何か裏がありそうです。教えてくれた相手が誰なのか、というのもありますけれど、熊が人間に化けられる事を知った薫が驚かなかったのかどうかがちょっと気になります。

 さてサブタイトルにある「月の娘と森の娘」というのは、紅羽の母親の澪愛が書いた絵本の題名なのだそうです。越えられない壁に隔てられた2つの世界に住む2人の女の子の物語ですが、未完成の状態で、澪愛は熊に襲われてしまったらしいです。
 ストーリーは、人間と熊がお互いをわかり合えるかどうか、といったテーマのようです。紅羽がその事を意識しているのかどうかわかりませんけれど、彼女は片方の女の子に自分を重ね合わせているみたいです。
 物語では、「月の娘」と「森の娘」が、お互いの存在を知らないものの、引き寄せられるように「友達の扉」へ近づいていく様子が描かれています。紅羽がその内の1人なら、相手として思い浮かべるのは間違いなく純花、と思われるのですけれど、紅羽の話し方からはなぜかそういう雰囲気が感じられません。
 2人は1つのベッドに裸で一緒に入っているのに、紅羽は何だか遠くを見ているようですし、「私の相手は純花だよ」みたいな言葉もありません。こういう場面を見てしまうと、やっぱり紅羽は純花を思っていないのでは、なんていう気がしてきてしまいます。紅羽は何を考え、純花は彼女をどう感じているのでしょうね。

 それと、この絵本の存在も気がかりではあります。作品の演出的には、紅羽達の経験を象徴的に表している、とも言えそうです。一方で物語の内面として考えると、この絵本は紅羽の母親が書いたものなのですよね。澪愛が経験した何かをもとにして語られていると思えるのですが、それが紅羽と誰かの事ではなく、澪愛本人と誰か(例えばユリーカとか)の事だとすると、ちょっとやっかいなような。紅羽は、澪愛が作り上げた物語に翻弄されている、ともとれそうです。この絵本は、紅羽にとっては母親の形見みたいなものでしょうから、特別な思い入れがあるのでしょう。だからそこに書かれている物語に人一倍入り込もうとするかもしれません。でもその物語は、いつでも真実であるとは限らないでしょうから、気をつけないと痛い目を見てしまいそうな気もします。(とはいってもまあ、たぶん紅羽の経験と絵本の物語はシンクロしていたりするのかもです。)

 この絵本にも、「友達」という言葉が出てきています。薫も純花に対して友達になるといった事を話しています。でも薫の言い方はちょっと軽い印象もありますね。誰でもいいからとにかく友達を作れば、「透明な嵐」を避けられる、みたいな感じで、何というか例えば体育の時間にストレッチをする時に、一緒に組む相手を見つける、ぐらいの軽いノリのようにも感じられます。
 「友達」という言葉は、この話数の最後の方の場面でも効果的に使われています。けれど、薫の会話を聞いた後だと、あまり重みを感じられなくなってしまうような。紅羽達の中の誰か1組でも恋愛関係になっていってもらいたい所ですけれど、どうなるでしょうか。

・「ユリ熊嵐」レビューリスト

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