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2015年2月25日 (水)

Go! プリンセスプリキュア 第2話

 テレビアニメ「Go! プリンセスプリキュア」第2話「学園のプリンセス! 登場キュアマーメイド!」です。

 「プリンセス」になるために自主的にトレーニングを始めたはるか。けどどうしたらうまくいくのか、自分で考えるだけではなかなかわかりません。
 そこで目をつけた(?)のが、2年生の海藤みなみでした。彼女は生徒会長であり、頭も良くて美しく、バレエの腕前も確かなものです。「学園のプリンセス」と密かに呼ばれているのもうなずけます。そこではるかは、プリンセスらしくなるための方法を、彼女に教わろうと考えたのでした。

 みなみは、その美しさや完璧な振る舞いから、学園のたくさんの女生徒達に憧れられているようです。前回の第1話でもこの第2話でも、みなみの周りには女生徒達がたくさんいて、彼女が何かするたびにあちこちからうっとりしたような声が上がっています。
 こういう場面を見ると、もうノーブル学園は女子校という設定でいいんじゃない? と思ってしまいますね。入学式が行われた講堂の中でも、男子と女子は列が完全に分けられていましたし、女子は女子だけで学園生活を送ってもかまわないのでは、という気がしてきます。
(ちなみに、式に盛大に遅れてきたはるかに助け船を出した後、みなみはしずしずとその場から去って行きました。つけいる隙もないほどとても優雅な物腰ではありますが、よく考えるとあの時って、式の真っ最中ですよね。みなみは、さりげなーく入学式をさぼった、という事?)

 みなみは、周りの女生徒から憧れられてはいるものの、同時に近寄りがたい存在とも思われているようです。普段の凛としたたたずまいがそうさせているのかもしれません。
 でもはるかが実感したように、彼女はそういう女の子ではありませんでした。バレエの練習は確かに楽ではありませんが、みなみの指導はとても丁寧で、怒ったりした事は一度もありません(彼女がはるかに大きな声を出してしまった時も、はるかが危ない事をしそうになっていたからなのですね)。けがの手当も優しくしています。
 はるかは、思い切ってみなみのそばに飛び込んだおかげで、彼女の人となりに触れる事ができたのでしょう。彼女達は、これからも良い関係を築いていけるのでは、と思えます。
 そして、それだけではないでしょう。はるかとみなみが仲良くしている姿を見た他の女生徒達も、みなみが本当は優しい女の子なんだと気づく事ができそうです。そうなったらもう、みなみと親しくなりたい女の子達がたくさん現れて、みなみはさらに人気者になるのでは。そこから、女の子同士の愛が育まれていくと良さそうです。

(ところで、主人公の上級生で生徒会長、また「水」をモチーフにしたプリキュア、というと、「Yes! プリキュア5」の水無月かれんを思い出します。かれんの場合、第5話で一度変身の鍵である蝶を失い、第6話でついにのぞみ達の仲間になります。彼女はみなみと近い立場にいますが、プリキュアになる決心をするまでには紆余曲折があったようです。彼女達2人は、似た立場ではあっても、それぞれに、プリキュアに対する思いがあるのでしょう。)

 はるかは、プリンセスになるために張り切っています。その理由は、昔からの夢だったから、ホープキングダムを救いたいから、それともカナタ王子に会いたいから? いえ、それよりもっと大切な理由があるような気がします。
 絵本作家になりたい、という夢を教えてくれたゆいに、はるかは思い切って自分の夢を話しました。「プリンセスになりたい」なんて子供っぽい、と笑い飛ばされるかもしれない、と、はるかは覚悟した事でしょう。
 ゆいの答えは、「素敵な夢だね」という言葉と、柔らかな笑顔でした。はるかにとっては、それが何より嬉しかったのではないかと思います。ルームメイトとして、友達として、いえ、それ以上の存在として、彼女達がもっと仲良くなっていけると良いですね。

・「ふたりはプリキュア」レビューリストレビューセンター

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