艦隊これくしょん -艦これ- 第5話
テレビアニメ「艦隊これくしょん -艦これ-」、第5話「五航戦の子なんかと一緒にしないで!」です。
近い内に始まると言われている大規模反攻作戦に備えて、艦隊の編成が変えられました。かなり大がかりなもので、いままでの艦娘の組み合わせはほとんど入れ替えられています。
第三水雷戦隊、特に宿舎で同じ部屋だった吹雪、睦月、夕立は、離ればなれになる事に、少し寂しさを感じているようです。3人が一緒だった時間はそれほど長くはなかったかもしれませんが、それでも彼女達の間に生まれた親愛の気持ちは、とても深いものだったのでしょう。
そして吹雪が配属された先は、第五遊撃部隊でした。他のメンバーは、金剛、加賀、瑞鶴、大井、北上です。
この部隊の特徴はというと、金剛が言っていたように、「ファニー」みたいです。瑞鶴と加賀は最初から険悪な空気ですし、大井は北上至上主義で他の艦娘と協調するつもりが全くありません。金剛も、部隊を統率する様子はなく、気ままに振る舞っています。
ちゃんとしなきゃ、と思っている吹雪のような艦娘は、こんな時ちょっと損な位置付けになってしまうようです。どうにか皆の仲を取り持とうとしても、失敗ばかりしてしまいます。
でも、という所がドラマになっていくのですね。彼女達は皆艦娘で、艦娘は皆戦いの中を生き抜き、戦いの中で命を落としていく定めを負わされています。鎮守府でつかの間の安らぎを得ても、明日はまた大海原の死地へ向かわなければなりません。そんな、過酷な世界でともに生きる仲間達と、いがみ合う必要なんてないのでしょう。きちんと相手を見ていれば、自分と重なる所があるとわかるのではないでしょうか。
百合的には、ここでも大井と北上がいちゃつきを見せています。これまでだと、大井が北上に激しくアプローチして、北上はなすがまま、という様子でしたけれど、北上も大井を気遣っていて、大井はとても嬉しそうです。
これまでの話数で、大井と北上は割とコンスタントに出番がありますよね。しかも必ず2人でぴったりと寄り添って甘い空気を出しています。これからも百合度アップのために(?)、彼女達には積極的に出てきてもらってラブラブしてもらいたいものです。
他には、部隊の再編成で赤城と同じ艦隊になれるかもしれないと聞いた吹雪が、にやにやしてしまう場面があります。(この時の吹雪のビジュアルは、やや崩れかけていましたけれど、大きくデフォルメされる所まではいっていません。本作の場合、ギャグ調な絵柄は使われないのかもです。)彼女が想像しているのは、戦果を上げて赤城にほめられている所です。
赤城は吹雪を抱き寄せ、甘い言葉をかけながら彼女に触れています。吹雪は日頃から、赤城への気持ちは「憧れ」で、他の艦娘達がお互いに抱いているような「大好き」の気持ちとはちょっと違う、と言っています。でもこのイメージからすると、吹雪の赤城への気持ちはラブなんじゃないかなとも思えてきそうです。
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