ガールフレンド(仮) 第11話
テレビアニメ「ガールフレンド(仮)」、第11話「さよならア・ラ・モード」です。
何だか浮かない様子のクロエ。いつもなら学園内を飛び回っていろいろなガール達に声をかけているはずですが、そんな様子は全く見られません。遠目に見ていたガール達が、人違いなんじゃないかと思ってしまうほど、彼女らしくない姿を見せています。
悩みがあるなら相談に乗ってあげたい、誰もがそう考えているのに、クロエ自身は何でもないと言うばかり。何でもないはずがないのは一目瞭然なのですが、彼女は答えてくれません。
こうしてみると、心実をはじめガール達は皆、クロエが大好きなんだなと感じさせられますね。彼女のためなら何だってしちゃう、そういう気持ちがあふれていますし、それは実際に皆の行動にも表れています。
クロエは、いつも元気で明るく、いろいろな女の子達の所に顔を出しては、いつの間にかその輪になじんで皆を笑顔にしています。時々妙な言葉遣いをしたり、日本文化をちょっと誤解していたりする所もありますが、それさえも彼女のチャームポイントになっているのでしょう。
家の都合でクロエがフランスに連れ戻されそうになっていると知って、心実達は、クロエの親の気持ちを変えさせようと団結します。それぞれの得意な分野の技を生かしていますね。
また、クロエの親も娘の事を深く考えて決めたはずだから、周りがむやみに引き留めようとするのはあまり良くないのでは、と思うようになった時も、皆が同じ意見になり、今度は精一杯の気持ちを込めてクロエを送り出そうとしています。
全員の考えがいつでもぴったり一致してしまうのはちょっとできすぎているような感じもあります。意見が分かれてしまったり、それでもそれを乗り越えて一つのものを生み出そうとしたりする、というのもドラマとしてはありそうな気もしますけれど、まあ心実達の場合はそういうタイプではないのかもです。
何にしても、皆がクロエをどれだけ愛しているか、今度の事でクロエ本人はよくわかったのではないでしょうか。彼女も皆を愛しているでしょうし、その気持ちは変わる事なく続いていくのでは、と思えます。
(ところでクロエは確か3年生だったように思います。このエピソードの時期がクリスマスなので、後3ヶ月ほどで彼女は聖櫻を卒業してしまうような。その時、クロエや他のガール達がどんな風に感じるのかは気になる所です。)
さて百合的には、、、あまりないっぽいでしょうか。この話数で心実が、クロエと交わした「約束」について話していますけれど、それは、第1話の「はじめての約束」ですね。思い返せばあの頃は、クロエが心実にキスとかしてたような。あそこからもっと踏み込んだ百合な場面が本作ではたくさん見られるかなと期待していたのですけれど、そういう雰囲気でもなさそうです。次回はどうなっていくでしょうか。
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