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2015年1月13日 (火)

ガールフレンド(仮) 第10話

 テレビアニメ「ガールフレンド(仮)」、第10話「プリンセス&プライド」です。

 「櫻花祭」の後、今度は「ミス聖櫻コンテスト」が始まります。学園にふさわしい女の子を選出するもので、投票は男子だけでなく女子も行う事ができるようになっています。
(ちなみに原作ゲーム版でも同じタイトルのコンテスト企画が開催さ れているようです。心実や文緒も第1位に選ばれた事があり、クロエ、エレナなども上位に入っています。そういった辺りから、彼女達はアニメ版でメインの役割になっているのかもですね(といっても、ミス・モノクロームも上位の割には出番が少なめなような、、、。この話数でも、いろいろな場面に登場しているのに、一言もしゃべっていません)。)

 授賞式の司会は、生徒会からの依頼で、放送委員の明音が担当する事になりました。会長のかなたをはじめ役員達は、お昼の放送でのMCぶりを聞いて、全員一致で明音が適任だと考えたようです。
 じきじきに指名された明音は、この大役を喜んで引き受けています。彼女は、トークで皆を喜ばせたり、人の魅力を引き出すのが大好きみたいです。依頼を受けた後も、有力候補の女の子達にインタビューするなど、率先して行動していますね。

 放送部所属の押井知(おしいとも)も、取材を手伝っています。知は裏方の仕事が得意で、明音とは良いコンビのようです。今度の授賞式でも、2人はそれぞれの役割をそつなくこなしていくものと思われました。
 ところが、という展開が、彼女達を待ち受けていました。生徒会側としても申し訳ない気持ちではありますが、これは仕方のない事なのでは。

 そういう流れで、急きょ知が、授賞式の司会をする事になりました。彼女は一応放送の経験はあるものの、明音ほど慣れているわけでもなく、かなりプレッシャーを感じています。

 苦労している知を見て、彼女を手助けしようと、きのこをはじめとした他のガール達が立ち上がります。とはいっても自分達なりの視点でアドバイスするぐらいしかできませんけれど、その気持ちが、知には嬉しかったのではないでしょうか。きのこ達は授賞式の会場でも、めいっぱい知をサポートしてますね(けど「拍手」のプラカードは良いとしても、「笑」のプラカードの方はちょっとよけいなお世話だったかも?)。

 そして知に一番の力を与えてくれたのは、明音の存在だったようです。知のお知らせの放送やDJが大好き、また見てみたい、明音がそう言ってくれた事が、知を前向きな気持ちにさせてくれたのでしょう。彼女達の気持ちが通じ合っているのがよくわかるエピソードですね。

 その後も、明音を気遣って知が手を差し出す場面も良い感じです。彼女達が会場に行くまでの様子は描かれていませんけれど、2人で手を取り合って歩んでいく姿は、誰が見ても麗しいものだったのかな、と思えます。(エレナが見ていたらすぐさま写真を撮りそうですが、この時彼女はたぶんもう会場に行っていたのかも。)
 ふだんはいつも一緒にいるから、取り立てて口に出す事もないのでしょうけど、明音と知はどんな時でもお互いを思い合っているのでは。この話数は、そういう彼女達の関係がわかるエピソードですね。

 もう一つ、女の子同士の愛情を感じさせる場面があります。心実が明音からインタビューを受けている時、自分よりも魅力的な女性として、彼女は先輩の野々花の事を話していました。
 いつもは無口で控えめな彼女が、野々花の素敵な所をよどみなく次々に語っています。頬を赤らめて、口調もだんだん熱っぽいものになっていきます。
 聞き上手な明音にインタビューされたからついしゃべってしまった、という事はあるのかもしれません。でもそれを差し引いても、心実の胸の中は、いつだって野々花でいっぱいなんでしょう。
 、、、こういう彼女の姿を見てしまうと、もっと2人のストーリーが見てみたくなりますね。残りの話数の中で描かれたりするでしょうか。

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