ガールフレンド(仮) 第9話
テレビアニメ「ガールフレンド(仮)」、第9話「進化系Girl」です。
聖櫻学園の文化祭、「櫻花祭」の時期が近づいてきます。クラスや各部活はそれぞれに趣向を凝らした出し物を考え、準備を進めているようです。
風町陽歌(かぜまちはるか)の所属する軽音部では、ステージでライブをする計画を立てています。順番も最終日の大取りに決まり、観客と一緒になって文化祭を盛り上げたいと意気込んでいます。
(ところで本作のオープニング曲「楽しきトキメキ」を歌っているユニットの名前は、「にゅーろん★くりぃむそふと」となっています。これは陽歌達のバンド名なんですね。こういう風に、ストーリー内の設定とその外側につながりがあるというのも面白いですね。)
バンドもメンバー5人で、作詞、作曲、衣装、振り付けを分担して考える事になり、陽歌は作詞を任されます。どうやって取り組んだら良いか悩んでいると、ベース担当の凪子が、「自分の歌いたい事を歌詞にすればいい」とアドバイスをくれました。
陽歌のノートには、割と最初の頃からいろいろな言葉があちこちに書き込まれていて、その言葉は、最終的にできあがった歌にもけっこう反映されています。なのでたぶん、彼女の中では、歌詞のイメージはあらかじめそれなりに固まっていたのかもしれません。なのになかなか形にできなかったのは、ステージで学園の皆を盛り上げなきゃ、そのためにはすごい歌詞を作らなきゃ、と気負いすぎていたからなのかも。
そこに手を差し伸べて助けてくれるのが、凪子であり、バンドのメンバー達であり、それに他の「ガール」達なのですね。文化祭を、準備の段階からひっくるめて全部楽しみたい、と思っているのは、陽歌達だけではありません。それぞれの個性を生かして、彼女達は陽歌達を盛り上げていきます。
軽音部のステージは果たしてどうなるのか、という所は後半で描かれていきます。舞台に立った陽歌の表情は、学園の皆の今の気持ちを代表しているのではないでしょうか。
(ところで最初の場面でステージの時間割を決める抽選をしていた時、新体操部とバレエ部が同じ枠に書かれていたのがちょっと不思議でした。何が行われるのかと思ったら、後半の場面でちゃんと描かれていますね。心実とユーリヤ・ヴャルコワ(「Спасибо!」と叫んでいた彼女はロシア語も日本語も話すらしいですけれど、これは声を担当されている方本人に近い?)の取り合わせでの出し物は何か新鮮ですね。)
さて百合的には、このエピソードも第8話に続いてそれほどでもなかったような感じがしますね。ゲーム版では、この話数の放送に合わせて陽歌と凪子のゲーム内イベントが行われていますけれど、かといって彼女達がいい雰囲気になる所までは描かれていなかったような。本作での女の子同士のふれあいはこれぐらいの度合いなのでしょうか。(ちなみに凪子は、桃子とも「仲良しガールズ」の企画がありましたけれど、別に凪子自身は女の子をとっかえひっかえしてるとかじゃないみたいです。)
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