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2014年12月31日 (水)

2014年 そよぐ百合の花びら

 今年ももう少しとなりました。今年は、様々な作品などで女の子同士のふれあいの場面を見かける事がより多くなっていた気がします。一方で、作品全体が百合テイストでない場合、女の子達の関係もあまり進展しない事があったようにも思えます。百合度の高い作品を見つけ出すためには観察眼みたいなものが必要だったかもです。

 アニメでは、やはり「桜Trick」が良いですね。放送前にはキスシーンがどこまで描かれるのか気になったりしていたのですけど、それは全然取り越し苦労でした。コミック百合姫発の作品「犬神さんと猫山さん」は、5分枠な事もあってコミカルな部分の方が多く取り上げられているかもです。「ハピネスチャージプリキュア!」はプリキュアシリーズ新作という事で期待していたのですけれど、シリーズのテーマとも言えそうな女の子同士の絆がそれほど描かれなかった感じがします。「クロスアンジュ 天使と竜の輪舞」では、女性同士の体の関係は描かれているものの、恋愛的な発展は少なそうでしょうか。「普通の女子校生が【ろこどる】やってみた。」については、(原作コミックを読んでいなかった事もあり、、、)どういう流れになるのかなと思っていたのですけれど、少なくとも縁から奈々子への気持ちは一途なようですね。
 コミックでは、「悪魔のリドル」が続けて発行されていて、アニメ版とは少し別の展開になっています。この先百合度は上がっていくでしょうか。「コドクの中のワタシ」や「となりのロボット」などは、タイトルを聞くと百合とはあまり関係なさそうですけれど、作中では女の子達が愛情のあるふれあいを見せています。「ユリ熊嵐」の方はタイトルで期待させられてしまいますが、1月から放送開始予定のアニメ版も含めてどうなっていくでしょうか。またこの作品が連載されている月刊コミックバーズからは、百合コミックアンソロジー「ユリボン」が発行されています。本誌ではいろいろなジャンルの作品が掲載されていますけれど、「百合特集」なども行われていますし、12月から「このはな綺譚」が新連載されるなど、意外に期待できる?
 それから、実写作品で百合テイストのあるものが少しずつ出てきている気がします。「攻殻機動隊ARISE border:less project」、「思春期ごっこ」、「ミッドナイト清純異性交遊」など。いちゃいちゃ、という所までではない感じですけれど、実写ものでも探せばけっこうあるのかもしれません。ちなみに「ミッドナイト~」は、この映像を元にした映画「ワンダフルワールドエンド」が、1月から各地で劇場公開される予定です。

 それではちょっと分類しながら振り返ってみます。

・コミック
(なお、ここでは、百合姫コミックスまんがタイムKRコミックスひらり、 コミックスについては、あまりリストアップしないようにしています(作品数がとても多いため、、、)。アンソロジーも除いている場合があります。)

◇区切りとなった作品
 一つの作品ではなくアンソロジーですけれど「ひらり、」がVol.14で区切りとなってしまいました。この号が発行された時、帯に書いてある「この夏、フォーエバー。」の文句を見て、「あれ、これって、、、?」と、何となく心配になったのですが、中を読むとその通りでした。本誌は年3回刊という落ち着いたペースではあるものの、2010年から5年間も発行され続けてきたのですよね。しっとりした少女漫画テイストの作品が多く掲載されていてなかなか良い雰囲気でしたので、もっと続いてもらいたいようにも思います。今は、本誌掲載作品を中心に単行本の発売がありますから、しばらくは本誌のイメージが味わえるかもです。
 他には、同じくアンソロジーの「彩百合」がVol.11までの発行でした。けれどこちらについては、同じオークス出版から発行される「L Ladies & Girls Love」に作品が引き継がれています。(なお、この作品は年齢に制限があります。)また、「まんがの作り方」は、2009年から6年間も続いてきた作品だったのでちょっと寂しいですけれど、川口と森下にはこれからも仲良くしていてもらいたいものです。これらも含めて区切りの作品を次に一部挙げてみます。

15才(3巻)
ひらり、Vol.13Vol.14
彩百合(Vol.11)
まんがの作り方(8巻)
学園ポリーチェ(2巻)
フラグタイム(2巻)

◇今年発行、続刊の作品
 新しいアンソロジーが幾つか始まっていますね。上にも書いた「ユリボン」や「L~」の他に、「SAKURA」、「メバエ」がスタートしています。「SAKURA」は、「つぼみ」を発行していた芳文社からのアンソロジーで、「桜Trick」というアニメ化作品も掲載されている所が、「つぼみ」からさらに新しくなっている所なのでは、と思います。楽しい百合作品を収録してこれからも長く続いていってほしい、と思うのですけれど、Vol.1の後が出ていないのですよね、、、。でも号数が付いていますので、これから続いていくを期待しています。「メバエ」は、「男性向け百合」とされていて、その意味はお色気分が多いという事らしいです。掲載作品は続き物が多く、今年はVol.1からVol.3まで発行されていて、これからもこのペースで続いていくのかもです。
 新しく発行された作品では、「あの娘にキスと白百合を」がなかなかですね。女の子同士のキスがフィーチャーされている所は「桜trick」にも近い感じでしょうか。百合度は少し低めな印象ですが、単行本掲載の1ページ漫画では、主人公カップル以外の女の子達のふれあいのエピソードがあれこれ描かれていて、百合な世界観を高めている気がします。「ユリ熊嵐」は作画が森島明子さんなのもあって、女の子同士の恋愛が展開されていく内容になってもらいたいです。西UKOさん作の「宝石色の恋」は小粋な大人の女性達の恋愛、「となりのロボット」は人間の女の子とロボットの女の子のピュアな愛情が描かれていきます。西さんの作品に共通している特徴として、「コレクターズ」とかもそうであるように、女性同士の恋愛が当然の事として周りに受け入れられている、というのがあるように思います。秘密の恋、みたいな雰囲気はあまりないかもしれませんけれど、女性達がのびのびと恋愛している姿は麗しいですね。
 続いている作品では、「コドクの中のワタシ」は百合度が上がってきているかも。華々つぼみさんのかわいらしい絵柄で、女の子達のいちゃいちゃがもっと見られると良いと思います。「悪魔のリドル」は、アニメ版とはちょっと別の展開も含まれています。そういった部分で、黒組の女生徒達(特に兎角と晴、千足と柩)のふれあいが深く描かれていくと素敵なのでは。

SAKURA(Vol.1)
Aチャンネル第5巻
メバエVol.1Vol.2Vol.3
姫(きみ)のためなら死ねる(第4巻)
ひらり、 別冊部活アンソロジー ほうかご!(Vol.2)
-ガールズ&パンツァー もっとらぶらぶ作戦です!(第2巻第3巻
コドクの中のワタシ(第2巻)
-あの娘にキスと白百合を(第1巻第2巻
ゆりめくるお仕事
-オトメの帝国(第6巻第7巻
-悪魔のリドル(第2巻第3巻
きんいろモザイク(第5巻)
宝石色の恋
となりのロボット
L Ladies & Girls Love(01、02)
ユリ熊嵐(第1巻)
ユリボン
-桜Trick(第4巻第5巻

・アニメ
 アニメでは、振り返ってみると、やはり「桜Trick」の百合度が高いですね。原作コミックにもある「女の子同士の特別な関係」がアニメでは動きと声とともに緻密に描き出されています。毎回キスシーンがいろいろなシチュエーションで繰り広げられるのが素敵です。またビジュアルだけではなく、春香と優、しずくとコトネ、美月と理奈など、女の子達の気持ちもつづられています。作品の外では、イベントもかなりたくさん行われていて、今度は1月にも行われる予定です。こうして本作に関係する出来事が続いているとなると、ここは次の展開を期待したい所です。
 「ご注文はうさぎですか?」は、前半では、人なつこく接してくるココアをチノがちょっとうるさがる、みたいな場面もありましたが、後半になって行くにつれて彼女達が親密になっていく流れが良い雰囲気です。「プリパラ」は、1クール目で、らぁら、みれぃ、そふぃがチームを組むまでが描かれていて、彼女達を結ぶ感動的なエピソードが描かれています。代わりにというか、2クール目はそこまでの展開は少なくなっていた感じでした。が、第24話、第25話のシュガーとひめかの物語がかなり盛り上がりますね。どれだけ時間がたっても、女の子達の絆は変わらないんだという事を、らぁら達も嬉しい気持ちで受け取っているのでは。作品はもう少し続くようですので、この後も百合なテイストを振りまいてもらいたいです。

桜Trick
咲-Saki- 全国編
Wake Up, Girls!
ハピネスチャージプリキュア!
プリキュアオールスターズ NewStage3 永遠のともだち
悪魔のリドル
ラブライブ! School idol project第2期
犬神さんと猫山さん
ご注文はうさぎですか?
美少女戦士セーラームーンCrystal
普通の女子校生が【ろこどる】やってみた。
ハナヤマタ
プリパラ
モモキュンソード
ガールズ&パンツァー これが本当のアンツィオ戦です!
結城友奈は勇者である
ガールフレンド(仮)
ストライクウィッチーズ Operation Victory Arrow Vol.1 サン・トロンの雷鳴
ゆるゆり なちゅやちゅみ!

・ゲーム
 新しい作品としては、「ひとりのクオリア」、「ふたりのクオリア」、「FLOWERS」などが出てきています。「~クオリア」は2作品同時発売で、同じ世界観の中の2組の女の子達が主人公となっています。「FLOWERS」は四季をテーマに全4作品が制作予定という事で、一大シリーズになる予感です。「夏篇」の発売は来年へと延期されてしまいましたけれど、全寮制の女学院に通う中学生の女の子達の麗しい物語は緻密に描かれていくようです。
 「超次元アクション ネプテューヌU」は、ネプテューヌシリーズ初のアクションゲームですが、RPGのテイストも含まれていて、様々な楽しみ方ができそうです。「リリィランク」も実装されていますので、特定のペアを親密にさせていくスタイルもあるでしょう。

超次次元ゲイム ネプテューヌ Re;Birth2 SISTERS GENERATION
ひとりのクオリアふたりのクオリア
-その花びらにくちづけを「天使たちの約束」、「あなたに誓う愛
-FLOWERS第1作「春篇」(PC版PSP&PS Vita版
ガールズ&パンツァー 戦車道、極めます!
超次元アクション ネプテューヌU
閃乱カグラ2 -真紅-
デカ盛り閃乱カグラ
ハナヤマタ よさこいLIVE!

・その他
 ドラマCDもいろいろリリースされていますね。アニメやゲームのパッケージ特典として同梱される場合もありますけれど、単独での販売も多くなっています。「りりくる」、「屋上の百合霊さん」、「その花びらにくちづけを」は引き続きコンスタントに制作されています。来年も発売される予定があるうようで、これからもたくさんの物語に耳を傾ける事ができそうです。
 ラジオ番組もあれこれ制作されています。「りりくる」からは、単発ではありますが「真優と真衣のりりくる☆ラジオ」が配信されています。プリキュアシリーズでは(久しぶりの)レギュラーラジオ番組「キュアキュア♡プリティ」がスタートしました。シリーズのキャストの方達などが毎回ゲストで呼ばれていて、パートナーキャラを担当されている2人が一度に参加される場合もありますので、アフレコの裏話とともに、百合なエピソードも聞ける かもです。また「その花」では、2011年から配信されている「玲緒っぽいらじお」に続き、「ゆりりんらじお」が始まりました。こちらでは璃紗と美夜がパーソナリティをつとめています。題材が自転車ダイエットについてなためか今の所百合度がちょっと低めな感じですけれど、その内いちゃいちゃな場面も増えていったりするでしょうか。
 「その花」関係では様々な事が行われています。作品リリースでは、ゲーム版が2作品(他に普及版が1つ、3作をまとめた同梱版が1つ出ています)、ドラマCDが3作あり、それと別に楽曲集「そんぐわーくす♪」が冬コミ87で先行販売されました。楽曲集については、冬コミ販売分向けに、玲緒役の杏花さんが手書きでサインをする様子をニコ生で配信するイベントもありましたね。花さんはGirlsLoveFestival11で「玲緒っぽいらじお」の公録イベントも行っていらっしゃいます。さらに「ミカエルの乙女たち」が「萌えゲーアワード」で純愛系作品賞金賞を受賞したり、ふぐり屋さんのサイトが1000万アクセスを突破したり、新ブランド「聖ミカエル女子学園」がスタートしたり、そのブランドの公式Twitterアカウントが開始から1週間で8000フォロワーを記録したりと、話題は多いです。この後も、ゲームの新作の予定があり、年齢制限のない作品も制作されるそうで、続いて注目を集めるかもですね。
 評論誌の「ユリイカ」で百合特集が組まれたり、日本のアニメやコミックを海外に紹介する企画「SUGOI JAPAN」のアニメ部門で、百合テイストのある作品がけっこうノミネートされていたりします。こういう所から、このジャンルを知って興味を持つ人が増えていくと素敵です。

-ドラマCD「りりくるEXシリーズ」(夏休み編-smile with sun-冬休み編-trust in snow-
-ラジオ番組「真優と真衣のりりくる☆ラジオ
-ドラマCD「屋上の百合霊さん」(第2弾「友情プラン」、第3弾「夕立キック」)
-書籍「月刊戦車道増刊」(Vol.1~Vol.6)
-書籍「百合姫表紙画集」「GIRLS UPRISING」、「truth
-イベント「GirlsLoveFestival」(1112
-ラジオ番組「吉田仁美のプリキュアラジオ キュアキュア♡プリティ
Lily スマートフォンアクセサリーは百合のために?
-ノベル「聖クロス女学院物語(ストーリア)」(第1巻、第2巻)
-その花びらにくちづけを ドラマCD「朝まで、ずっと」、「可愛い私の恋人」、「3日おくれのクリスマス
ふぐり屋さんのサイトアクセス数が大台に
-新ブランド「聖ミカエル女子学園」スタート
-映画「アナと雪の女王」
-映画「思い出のマーニー」
-映画「ジェリー・フィッシュ」DVDリリース
-ショートフィルム「攻殻機動隊ARISE border:less project
この頃の実写系作品の百合度って、、、?
-映画「思春期ごっこ
-雑誌「ユリイカ」で百合特集
SUGOI JAPAN ノミネート作品のアニメジャンルは百合テイスト多め?

 といった感じでいろいろな事が行われています。これからも様々な他のジャンルとのつながりなども増えていくのかもしれません。そういう時にも、女の子同士の愛情たっぷりのふれあいが、暖かく柔らかな気持ちを乗せて広まっていくと良いように思います。

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