四人制姉妹百合物帳 表紙画像が紹介されています

　発行星海社、石川博品さん作、まごまごさんイラストによるノベル、「四人制姉妹百合物帳」は、12/10の発売予定です。その表紙画像が公式サイトで公開されています。

　ストーリーは、閖村（ゆりむら？）学園高校というお嬢様学校に通う１年生の田北多恵を主人公に描かれていくようです。この学校には「サロン」と呼ばれる友愛組織（ソロリティ、のようなものでしょうか）があるそうで、中でも多恵は「百合種（ユリシーズ）」に参加したいと願っているそうです。そのサロンのメンバーは、上級生の御厨杜理子、佐用島紗智、時岡有希奈。多恵は彼女達から、サロンに参加するための条件を示されます。

　表紙では、制服を着た４人の女の子が描かれています。真ん中にいる年下らしい子を、周りの３人が優しく見守っているような印象でしょうか。真ん中の子も先輩達に押し包まれて嬉しそうにしています。
　たぶん真ん中の子が多恵なんでしょうね。でも何というか、４人とも普通に高校生っぽい雰囲気がします。お嬢様学校のサロンに関わる子達となると、どこかシックな(?)たたずまいの禁欲的な風貌を想像してしまいがちですけれど、そういうわけではなさそうです。彼女達の間ではどんな物語が展開するのでしょうね。

　帯には、「石川博品が贈る青春百合奇譚」と書かれていたりしますし、どこか一筋縄ではいかない展開だったりするのでしょうか。「サロンの仲間は姉妹のように愛し合うんだ」とも書かれていますが、表紙イラストは、愛し合うというよりは親しい先輩後輩が仲良くしているといったイメージでもあります。また作品のタイトルにある「百合物帳」というのもどういうものを意味しているのでしょうね。

　ちなみに星海社では、牧村朝子さん著の「百合のリアル」という本も発行されています。こちらは牧村さんご自身の体験を本にしたもののようです。