結城友奈は勇者である 第6話
テレビアニメ「結城友奈は勇者である」、第6話「明日に期待して」です。
前回第5話で、結奈達勇者部の5人は、7体ものバーテックスを相手に戦い抜きました。これで彼女達は、12体出現すると言われているバーテックスすべてを倒しました。
結奈達は、世界を救えた事を喜び、自分達が人の役に立てた事に誇りを感じているようです。皆それぞれに穏やかな表情を見せています。
けれど、「満開」を経験した結奈、美森、風、樹は体に変調を来していました。症状はそれぞれですが、結奈と美森と風は感覚器官の一部が、樹は発声器官がうまく働かなくなっています。
激しい戦いによる一時的な消耗、というのが「大赦」の見方らしいですけれど、実際はどうなのでしょうね。異常な状況での戦いだったため大赦も知らない何かが起きているのか、それとも大赦は何かを隠していたりするでしょうか。まだ謎な部分は多いようです。
5人の中で夏凛だけは特に異常はありませんでした。それは彼女が満開を迎えなかったから、らしいです。
1人になると、彼女は、不満そうな、または寂しそうな表情を見せています。バーテックスを倒す事だけを目標に1人で生きてきた彼女は、この戦いで自分の使命を果たせなかった、と考えているようです。自分よりも経験の浅い結奈達が次々に満開になってレベルを上げていく姿を見てじれったくなっていたのかもしれません。
ですがもしかしたらそれ以上に、夏凛は、結奈達との間に距離ができてしまったと思って寂しくなっていたのでは、という気もします。自分を暖かく迎え入れてくれて、優しく接してくれる結奈達と一緒にいたい、どこまでもついて行きたい、そんな気持ちが、彼女の中に生まれているのかも。夏凛が、自分の体の変調と引き替えにしても満開を望むかどうか、といった所で、彼女の結奈達に対する思いがわかるでしょうか。
この話数は戦いのないエピソードなので、結奈達のふれあいがクローズアップされている感じです。百合的な流れにも期待したいですけれど、、、その辺りはあまりないっぽいですね。
結奈が美森の車椅子を押しながら、「私の定位置」と言っている場面があります。彼女達は、美森が小学生の時に引っ越してきて以来の仲良しで、今までずっと一緒にいたらしく、2人にとってはこの「定位置」が当たり前になっているのでしょう。ずっと寄り添って、いろいろな事を話し合い、お互いの笑顔を見てまた嬉しくなる、そんな生活を、彼女達は楽しんでいるようです。
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