艦隊これくしょん -艦これ- 第1話&先行試写イベント
1月から放送開始のテレビアニメ「艦隊これくしょん -艦これ-」では、12/27に先行試写イベント「-プレミアム ライブ・ビューイング-」が行われました。新宿ピカデリーを本会場にして、全国各地の映画館でライブビューイングを行う、というものです。(私はライブビューイングでイベントを見ました。)
イベントが始まるまでは、作品のサントラが会場に流れていました。オーケストラの演奏で、荘厳な中にもはかなさや切なさを感じさせるメロディがあって良い雰囲気ですね。
やがてステージに登場したのは、吹雪役の上坂すみれさんです。このイベントでは司会役も担当されてるそうで、最初に1人だけで進行されていた時はさすがに緊張しているように見えました。
その後、赤城役の藤田咲さんや加賀役の井口裕香さんなど、キャストの方達が次々に紹介されていました。皆さんは、第1話の試写の前と後で登壇され、作品への思いやアフレコでの出来事などをたくさん語っていらっしゃいました。咲さんはご本人も原作ゲームをプレイされる「提督」だそうで、本作がアニメ化された事を、キャストとしてだけではなくプレイヤーとしても喜ばれていました。
他の方々も作品への気持ちは深く、例えば金剛役の東山奈央さんは、電車で本会場へ移動する時、「新宿」が「鎮守府」に聞こえた、といったエピソードも紹介されていました。本作では1人のキャストの方がたくさんの役をこなされる事が多く、また姉妹艦が会話する場面などでは1人の方がいくつものキャラの声で掛け合いをするそうで、そういった所では数多くのエピソードがあるようですね。
イベントでは、第1話の上映の他に、第2話のダイジェスト映像も流されました。吹雪を主人公に、様々な艦娘達のドラマが繰り広げられていきそうな印象でした。
それから、オープニング主題歌「海色(みいろ)」を歌うAKINO from bless4さんも登場され、この歌をライブで歌唱されました。ビートの効いたロックなナンバーで、本会場はかなりノっていたようです(ライブビューイング会場の方は、、、静かだった?)。歌の後会場に呼びかけて、AKINOさんが「艦!」と叫ぶと参加者が「これ!」と返す、というコールをしていたりなど、音楽ライブみたいな場面もありました。
なお、西沢幸奏さんが歌うエンディング主題歌「吹雪」も、一部流されていました。こちらも激しい曲調で、途中に出てくる三連符とかも耳に残ります。どちらの曲も、戦いに乗り出す艦娘達の決意と勇気を表しているのかもです。
といった感じで素敵なイベントでした。ライブビューイングの会場まで含めると、たくさんの方達が楽しまれたのではないでしょうか。それぐらい、本作への期待と人気は高いのでしょう。
では第1話について。サブタイトルは「初めまして! 司令官!」です。
世界中の海を脅かす謎の存在、深海棲艦(しんかいせいかん)に人類は苦しめられていました。この強大な相手と互角に戦えるのは、過去に存在した戦艦の魂を持つ女の子達、艦娘(かんむす)のみ。彼女達は力を合わせ、「暁の水平線に勝利を刻む」事を夢見て、大海原へ出撃していきます。
とある鎮守府に、新しく1人の艦娘が配属されます。彼女の名前は吹雪(ふぶき)。駆逐艦の彼女は、水雷戦隊の一員となります。ここから彼女の視点で、様々な艦娘達の物語が描かれていく事になります。
以前配信されたPVを見た時にも気になっていたのは、提督や司令官として男性キャラが出てくるのかどうか、です。第1話では、司令官室の前の場面があったり、後半では司令官らしい人物の影が見えたりもしていて、ちょっと危なかった(?)ですけれど、実際に姿を見せる事は一応なかったようです。
男性キャラが出てきてハーレム展開みたいになると、艦娘の間でのやりとりが少なくなって物語の広がりが少なくなりそうですし、ゲーム版で提督や司令官になるプレイヤーも男性だけとは限らないでしょうから、司令官があまり関わらずに、艦娘達だけでストーリーを進めていってもらえたら良いかも、と思います。艦娘達は個性豊かですから、彼女達のエピソードはたくさんありそうです。
艦娘達が生活する鎮守府は、一つの小さな町みたいになっているらしいです。一通りの事はできるようになっていて、鎮守府の外に出なくてもある程度生活していけるようです。鎮守府の外の人達との交流がどんなものなのかというのもありそうではありますけれど、中での生活を描く分には、基本的に艦娘達だけのエピソードになって、女の子同士のふれあいがたくさん見られそう?
艦娘達は戦いに備えてスキルを磨いていくのですが、その様子は、教室で授業を受けたり、運動場で走ったり、というように、学校生活に近い感じですね。戦いのない時は、女子校生達のストーリー的な展開があるのでは。
出撃の場面では、艦娘達が艤装を身につけていく流れがダイナミックに描かれています。最後は大きな「出撃」ボタンを足で踏んでプッシュしてます。ゲーム版では画面内のボタンをクリックするだけかもですけど、こういう風なアニメのシーケンスで描かれるのは面白いですね。
戦いの場面も迫力があります。射撃、砲撃、雷撃など、様々なタイプの技が見られます。この後もこの画質がキープされていくのであれば、普段の生活との対比も見所になるのかもです。
相手から攻撃を受けてしまった艦娘は、ゲーム版と同じように中破したり大破したりして服が切り裂かれてしまいます。こういったお色気成分も、アニメ版では描かれていくようです。他にもこの第1話では、吹雪や那珂の下着が見えたりしていましたし、その手の場面はゲーム版より多い?
それから作中では深海棲艦も描かれています。深海棲艦は女性の姿をしているわけですけれど、その正体は何なのか、みたいな所が掘り下げられる事はあるでしょうか。
もしそういう部分が描かれていくのだとしたら、艦娘とは何なのか、なぜ戦艦の魂を受け継いでいるのか、深海棲艦とは何か関係があるのか、といった疑問もクローズアップされそうです。その場合やや重い展開になるのかもしれませんけれど、そこから未来への答えを導き出すストーリーなどもありそうです。
さて百合的には、、、吹雪が、りりしく振る舞う赤城に強い憧れを抱いているようです。吹雪がこの思いを持ち続け、赤城も吹雪のかわいらしさを意識し始めたら、何か素敵な恋愛に発展する可能性もありそうです。そこへさらに、赤城に寄り添う加賀が割って入ろうとすると、いろいろな出来事が起こりそうでしょうか。
それから、甘味処の場面で登場した大井と北上は、どこから見てもいちゃついてますね。他の子達も、2人が一緒にいる時は邪魔しちゃいけない、というマナー(?)を身につけているようで、これはもう公認カップルなのでしょう。
他には、吹雪、睦月、夕立の水雷戦隊の3人や、軽巡洋艦川内型の姉妹達とかは、ほのぼのと仲良くしている印象です。彼女達がこの後もっと親密な姿を見せるのかどうかはわかりませんけれど、今の関係も穏やかで良い雰囲気を出しているように思えます。
といった感じで、百合な展開は期待できそうな気がします。たとえ戦いが激しくなっても、彼女達は、お互いの愛にあふれた結びつきに力をもらって再び立ち上がる事ができるのではないでしょうか。
| 固定リンク
「百合レビュー」カテゴリの記事
- 月開発で百合(2023.04.21)
- アサルトリリィ BOUQUET 第2話(2022.11.07)
- 「艦これ」いつかあの海で 第1話(2022.11.07)
- ラブライブ! 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 第3話(2022.11.06)
- となりの吸血鬼さん レビュー(原作コミックを中心に)(2022.01.12)
コメント