普通の女子校生が【ろこどる】やってみた。 第12話
テレビアニメ「普通の女子校生が【ろこどる】やってみた。」、第12話「【ろこどる】やってみた。」です。
「ロコドルフェスタ」の本番が近づいてきて、奈々子はとても緊張しています。縁やゆい、みらいは、できるだけ和やかな雰囲気で、何とか彼女を落ち着かせようとしています。
(ところでロコドルフェスタのオープニングアクトは、前回優勝のAWA2 GiRLSが担当しています。メンバーの1人、美馬都が大きな声でイベントの開催を宣言するのですが、そのせりふが「ロコドルフェスタ、行っくよお!」というものでした。都の声は新田恵海さんが担当されていて、この声でこのせりふとなると、やっぱりあの作品を思い出してしまいますね。これはやはり、狙ってやっている?)
そこへ奈々子のクラスメイトの硝子、さつき、美里が陣中見舞いに来ました。が、それがかえって奈々子をまた緊張させてしまいました。
奈々子の様子を見た縁は、練習をすると言って彼女を連れ出します。2人きりになれる場所まで来た縁は、奈々子に近づき、、、。
以前第9話とかで言われていた所では、縁は普段から奈々子にこういう事をしているみたいです。でも、いつもの感覚とは違っているのに奈々子は気づいています。
それが縁の恋愛感情の表現、とかだったら面白かったかもですけれど、ここではまた別の意味があるのですね。縁は本当に奈々子を心配していたから、自分の緊張なんかほっといて、自分のすべてで奈々子をいやしてあげたい、と思ったのでしょう。
やがて奈々子は、縁の思いやりに気づきます。それと同時に、自分達の関係も理解したのではないでしょうか。
自分達は2人で1つのユニット。2人の内どちらかが欠けても「流川ガールズ」は成り立たないし、「流川ガールズ」であるためには他の誰も必要としない。この2人が、一番大切な、すべての源なんだと感じられたのでは、という気がします。
1人では決してできなかった様々な事を、2人で力を合わせてやり遂げてきた。それは今も同じ。たくさんの観客を前にしたステージも、この2人で乗り切るんだ、と改めて思えた事でしょう。
本番のステージでも、2人は誰にも見えない所で触れあっています。すぐそばにいる相手を感じる事で、お互いに勇気を与え合っているのでしょうね。
結果はともかくとして、この経験で彼女達の絆はより深まったように思えます。この先も、彼女達はロコドルとしていろいろな経験をしていくでしょうけれど、そのたびにお互いに近づいていくのではないでしょうか。
その中で、縁が奈々子に対して抱いている気持ちって、やっぱり恋愛感情なんじゃないかなという気がします。この第12話でも、奈々子に抱きしめられてときめいちゃうという、ぶれない反応を見せています。
でも縁は、それ以上恋愛の方向には踏み込んでいっていないんですよね。もしかしたら縁は、奈々子が女の子同士の恋愛に目覚めるまで待つつもりなのかもしれません。または、自分の恋心を伝えなくても、今はそばにいて一緒に何かできるだけで嬉しい、と考えているのかも。
彼女としては、今はそれで十分なのかもです。けどいつか、彼女達が恋人同士になれると素敵ですね。縁が先に高校を卒業しても離ればなれにならないように、お互いにもっと寄り添っていってもらいたいです。
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