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2014年9月16日 (火)

ハナヤマタ 第9話

 テレビアニメ「ハナヤマタ」、9組目「シスター・コンプレックス」です。

 よさこい部で参加する初めてのイベントの本番で、メンバーは緊張してしまい、うまくステップを踏めません。そしてなるは、足をもつれさせて転んでしまいます。
 小さい頃に、何かの発表会で失敗した思い出のあるなるは、どうもそれ以来、人前で何かをするのが怖くなり、人見知りが激しくなったようです。この事は、なる本人にとってはとても重苦しい足かせになって、彼女を縛り付けていたらしいです。(なるは自意識過剰気味で少し周りを気にしすぎなのでは、とも言えるのかもしれませんけれど、彼女の中では避けられない大きな問題だったのかもです。)

 ここでもまた、その足かせを増やしてしまうような経験を重ねてしまった、とも思われたのですが、今度はそれだけでは終わらなかったようですね。たとえ失敗しても、やり直せばいい、そう言って優しく手を差し伸べてくれる愛しい人達が、彼女のすぐそばに3人もいます。誰だって失敗する事はあるでしょう。でも今のなるには、そこで落ち込んでうずくまったりせず立ち直れる力と、それを与え続けてくれる女の子達がいます。

 それにしても、ヤヤや多美は、なるの過去の失敗を知っているはずですから、ステージに立つ前に彼女を落ち着かせるような言葉をかけたりふれあいをしてみても良かったように思えます。とはいっても、ヤヤ達にしても初めての披露の場でしたし、自分自身が落ち着かなかったのかもです。
 ともかく、4人で1つの経験を積んだ彼女達は、次の目標に向けて新しい気持ちを抱いているようです。人前で踊りを披露する感覚はつかめたでしょうから、今度はもう少しリラックスして取り組めるのではないでしょうか。

 後半のエピソードでは、真智とサリー先生姉妹の関係が取り上げられています。昔、真智は、何でもできる優秀な姉に憧れて、姉のようになりたいと願っていました。けれど、ある時姉が家を飛び出してしまい、真智は姉に見捨てられた気持ちになってしまったのですね。

 それ以来2人は疎遠になっていたようですが、でも本当は、サリー先生は真智を忘れた事はありませんでした。彼女が真智の学校に代用教員としてやって来たのにも理由があったようです。

 物語の最初の頃、サリー先生は、自分は代用教員だから生徒達の活動にはあまり関わりたくない、みたいな姿勢だった気がします。その雰囲気からは、この話数にあるような彼女の深い考えはあまり見受けられないようにも感じられるのですけれど、本当は、妹のそばに、ずっといられるようになりたいと願っていたのでしょう。

・「ハナヤマタ」レビューリスト

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