ハナヤマタ 第3話
テレビアニメ「ハナヤマタ」、3組目「ガールズ・スタイル」です。
なるとハナは、初めてよさこいショップに入り、鎌倉でイベントが行われる事を知ります。そのステージに立ちたいと思い立った彼女達は、学校でのよさこい部の部員集めにさらに力を入れていきます。部活をするには4人以上の部員と顧問の先生が必要だと知ると、早速担任のサリー先生にも声をかけています。
よさこいをやりたい、という漠然とした夢が、具体的な形を持ち始めました。こうなると、なるもハナもやる気が出てきて、さらに行動力がアップしてきているようです。
このまま仲間を集めて一気によさこい部結成、といきたい所ですけれど、解決しなければならない問題も多いようです。生徒会の目も厳しいですね。多美はともかく、真智の厳しさはやや行き過ぎているようにも見えます。彼女達の気持ちを変えさせるには、時間と努力が必要になりそうに思えます。
それと、原作コミックでは、7月に発売された第5巻でやっとなる達はイベントのステージに立っているのですよね。アニメ版ではそこまで描かれるのでしょうか。描かれるとしても最後とかになっちゃう?
それはそれとして、この話数では、なるとハナ、ヤヤ、3人の関係が少し変わってきている感じがします。ヤヤの家(和食の食堂をやっています)の前にハナが行き倒れていた(?)所から、この2人が接近しています。
なるがいなくてもいつも通り明るく元気に振る舞うハナを見ていて、ヤヤは相手の人となりを理解し始めているようです。それと同時に、彼女はハナに興味を持つようになっています。
ちょっと離れた位置から冷静にツッコミを入れていたつもりだったのに、気づけば一緒にあちこち歩き回って、ヤヤはハナとのおしゃべりにすっかり夢中になっていたようです。どれだけかというと、なるとの約束を忘れてしまうほど。
これってかなりの事のように思えます。いつもおどおどしているようなあのなるでさえ猛烈に怒ってますし。
今までの、なるとヤヤだけの関係だったら、こんな事には決してならなかったでしょう。つまりそれぐらい、ハナが魅力的で、誰もが思わず見入ってしまう女の子だという事なのかもしれません。
ハナの魅力が、3人の関係に与える影響は大きい気がします。少なくともこの話数で描かれている構図では、なるもヤヤもハナの方を向いているような。このままだと、なるとヤヤのつながりはどんどん弱くなっていってしまいそうです。
そうなったら3人で仲良く、というわけにもいかなそうにも感じられます。それに、なるとヤヤが、何年も前からゆっくり育ててきた愛情が薄れてしまうのはとても寂しい気がします。
よさこいをするメンバーはこれから少しずつ増えていく事でしょう。そうなったとしても、なるとヤヤの関係が一番強いものであってもらいたいように思います。
この話数では、2人が映画を見に行こうとしていた前の日に、なるから来たメールを見て、ヤヤがふと微笑んでいます。また、なるが一生懸命よさこいの練習をしているのは、ヤヤに認めてもらいたいからだとハナから聞いた時、ヤヤは思わず顔を赤らめています(それを見たハナはにやにやしてますね)。どちらの時も、ヤヤは自分の身近になるを感じていたのではないでしょうか。その気持ちは、「か弱いなるを守ってあげる」みたいな一方的なものではなくて、女の子同士としてお互いに抱く愛情を示しているように思えます。
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