プリパラ 第4話
テレビアニメ「プリパラ」、第4話「かしこま! 元気 For You」です。
らぁらの通うパプリカ学園でも夏休みが始まります。らぁらは、プリパラでライブをしまくってアイドルランクを上げようと意気込んでいます。彼女の今の目標は、同じ学校の中等部所属で有名なプリパラアイドル、北条そふぃに認められるぐらいの実力を身につける事。プリチケが自分の所に届く前から憧れていた相手ですから、その人に少しでも近づけるように、夢中で走り出しているのでしょう。
けれどそこに立ちはだかるのが、校長の大神田グロリアなのですね。彼女はついに風紀委員まで駆り出して、小学部の女の子達からプリチケを没収しようとしています。
といっても風紀委員の方は、委員長のみれぃをはじめ全員が全く乗り気ではありません。風紀委員は、生徒達が校則を守って健全な生活を送れるように指導する、といった所が役割なのでしょう。プリパラは校則違反ではないため、自分達が指図できる領域ではないのを、委員達はちゃんとわきまえているのですね。
単独で暴走し始めているようにも見えるグロリアは、だんだんらぁらに狙いを定めてきています。ここでは執拗に彼女を付け狙い、「抜き打ち家庭訪問」だと言って彼女の家にまで押しかけてきています。らぁらママは「教育熱心」と見ているようですが、プリパラ自体が学業に影響ないのだとしたらこれは越権行為とも言えそうです。その点についてグロリアが、誰に対しても申し開きができるのかどうかというのは気になる所です。
(この話数では、グロリアの習性(?)のようなものが少し描かれています。それにしてもプリズムストーンの建物の半径100メートル以内に近づけない体質って、、、。この人の正体って何なんでしょうね?
それと、らぁらの家のお店に来た時、料理が出てくる間にグロリアは本を読んでいました。一部見えていた題名には「トモダチは」、「テキ」と書かれています。「友達は敵」だとしたら、彼女がいつも言っている事とも合っています。でも例えば「敵」じゃなくて「無敵」とか「素敵」とかだとすると意味合いはかなり違ってくるような。グロリアの「友達」に対する考え方はこれからも物語に影響を与えそうです。)
グロリアは、校長という権限を持っているだけあって、様々な手を尽くしてらぁらに迫ってきます。けれどその魔の手(?)かららぁらを救ってくれる女の子もいます。
1人はみれぃ。彼女は第3話で、得意の「計算」を駆使してらぁらを弁護しています。
それに彼女は、第2話に続いてオーディションライブのぎりぎりまでらぁらを待ってくれていました。たぶん夏休み前日にらぁらがライブに間に合わなかった時は、みれぃもライブには参加できなかったのではないでしょうか。なのに次の日にも遅刻しそうになって現れたらぁらに対して、彼女は何も言わずすぐにらぁらをプリパラへ連れ出しています。らぁらがプリズムストーンの廊下にいたみれぃを見つけた時、彼女は背中を向けていました。ここでも彼女は第2話と同じように、らぁらが現れる事を「期待」してじっと待っていたのでしょう。
もう1人は、第2話でらぁらのファン第1号になってくれた栄子。彼女は自分から危険な立場に飛び込んでらぁらを助けています。
栄子は、プリパラで会ったらぁらが本当は小学生だと知ってちょっと驚いていました(栄子は中学生です)。でも失望なんて全然していません。それどころかあんなに胸を揺さぶられるような歌を小学生の女の子が歌っていた事に感動しています。アイドルとファンという関係でもあり、アイドル同士でもある彼女達の間では、年の差なんて関係ないのでしょう。
それからもう1人、らぁらの妹ののんもけっこう活躍していますね。グロリアが姉の部屋に入る前にプリチケバッグなどを密かに運び出し、次の日には姉の身代わりになってグロリアの目を欺いています。
姉からはプリチケが届いていた事を聞かされていなかったのに、それについては文句を言わず、のんは率先して姉を手助けしています。姉と取引をして「ピンクアクトレス」のサインをもらおうとしていた、という狙いもちょっとはあったかもしれません。けれど実際には、姉の困った顔を見たくなくて自分ができる限りの事をしようとしたのではないでしょうか。次の日の朝に寝坊しそうだったらぁらを起こしたのにも、彼女のそういう気持ちが表れている気がします(この時ののんの起こし方がまた、、、。姉の体に乗っかって目を覚まさせるなんて、妹キャラの王道の技(?)を披露していますね)。
3人の女の子達は、相手がらぁらだから、彼女のピンチを何とかしてあげようと手を差し伸べたのでしょう。らぁらの一生懸命な姿勢、元気さ、優しさや思いやり、それに彼女の魅力をすべて表しているような感動的な歌、どれかに触れただけでも皆は喜びや力、勇気をもらっていたのでは、と思えます。らぁらからもらったものにお返しとして、皆はらぁらを助けたいと思ったのでしょうね。
彼女達には、こうやってお互いを高め合い、より強く結びついていってもらいたいものです。栄子もこれきりではなく、ファン1号としてもっと積極的にらぁらにアタックしていってもらいたいかもですね。
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