ハナヤマタ 第6話
テレビアニメ「ハナヤマタ」、6組目「トライ・トライ・トライ」です。
自分達もお祭りに参加してよさこいを踊りたい、そんな夢が、よさこい部のなる、ハナ、ヤヤ、多美の胸の中で膨らんできています。でもその夢を実現するにはやる事がたくさんあります。振り付けや衣装、音楽を考えなきゃなりませんし、できれば自分達のチームのシンボルも作りたい。またよさこいとは別に文化祭の準備もしなければなりません(文化祭、というと、11月発売予定のPS Vita用ゲーム「ハナヤマタ よさこいLIVE!」のストーリーも文化祭の時期が舞台になっています)。
これはとても忙しくなりそう、ですがその前にテストがあるのですね。しかもサリー先生からは、良い点数を取らなきゃ校外のイベントに参加しちゃいけない、と釘を刺されてしまいます。
多美とヤヤはともかく、なるとハナは設定された点数を取れる自信が全くありません。でも、よさこい部の皆でイベントに出たい、と願う気持ちの強さが、彼女達を努力させています。
結果は、、、だったのですけれど、先生の反応はちょっと違っていました。彼女は、なるやハナ達が一生懸命努力して勉強していた姿も知っていますし、よさこいにも全力で取り組もうとしているのも理解しました。
今までの先生は、自分が産休代理だった事もあって、生徒達と少し距離を置き、当たり障りのない教師生活を送ろうとしていたように見えます。でも、なる達の努力する様子が、彼女を変えたのですね。
こういう作品だと葛藤したり悩んだりするのは生徒達で、先生はそれを温かく見守ったり時にはアドバイスをする、という位置づけが多いように思えます。けれど本作ではサリー先生も悩みながら成長している感じがします。彼女も、よさこいに触れる内に、よりよい自分を見つけ出していく、なる達と同じような立場にいるのかもです。(そういえば9/12に発売予定の浜弓場双さんによる原作第6巻では、サリー先生が表紙になっています(しかもマカロンをくわえてます)。やはり彼女も主人公クラスだという事?)
といった感じで、この話数ではサリー先生の変化が後半で描かれています。そのためかどうかはわかりませんけれど百合な雰囲気はちょっと少ない感じです。
なる達が教室でよさこいのパフォーマンスを見せた時、クラスの女の子達(それだけでなく他のクラスからも女の子達が詰めかけていました)はなる達の華やかなステップに魅了されていました。そこから、よさこいに、というかなる達に興味を持つ女の子がたくさん出てきたら面白いかもですね。
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