普通の女子校生が【ろこどる】やってみた。 第1話
テレビ放送が始まったアニメ「普通の女子校生が【ろこどる】やってみた。」を見てみました。第1話のサブタイトルは「【ろこどる】はじめてみた。」です。
流川市に住む高校生の宇佐美奈々子は、何かに特別優れているわけでもないごく普通の女の子。友達と泳ぎに行くために水着を新調したかったのですが、懐が寂しくて困っていました。そんな時に、市役所に勤める叔父がバイトの口を紹介してくれます。喜んでバイト先の市民プールへ行った彼女に与えられた仕事は、ロコドル(ローカルアイドル)としてステージに立つ事でした。
この話数では、ロコドルのユニットを組む奈々子と小日向縁の出会いとファーストステージが描かれています。彼女達の相性は良いようで、いきなりステージに上がらされた奈々子を、縁がうまくサポートしています。縁は自分達の事を「パートナー」と呼んでいて、これからのロコドル活動を楽しみにしているようです。
縁は、奈々子が控え室に現れたとたん、彼女を胸にぎゅっと抱きしめています。彼女は自分なりのやり方で、パートナーを暖かく迎え入れているのでしょうね。
ここで少し気になったのが、縁が前から奈々子を知っていたのかどうか、だったりします。縁は奈々子と同じ学校に通っていますが、奈々子の方は縁を知らなかったみたいです。
もし縁も奈々子を知らないのだとしたら、最初のあの歓迎はどういう意味を持つでしょうか。縁は、もし相手が奈々子じゃなかったとしても、同じようにその子を「パートナー」と呼び、同じように優しくハグしたのでしょうか。
そうなのだとしたら、縁にとっては相手は誰でも良くて、奈々子という女の子は特別な存在ではない、という事にもなってしまいそうです。途中の場面で縁は、「やるからにはちゃんとやらないと」と、奈々子と同じ事を言っていますが、これも奈々子を元気づけるために彼女の言葉を取り入れた、ともとれそうですし。
縁はどこか相手の立場を考えて行動できる女の子、という感じがあります。奈々子が「ああ流川」をよく知っていると聞いていたために、ステージでは機転を利かせて彼女をサポートしていました。そういう事ができるのも、頭の回転が速いからなだけで、奈々子に特別な思い入れがないのだとしたら。
(思い出してみると奈々子の方も、テレビに出ている縁の姿は既に見ていたはずですけれど、見とれたり憧れたりといった特別な気持ちにはなっていなかったような。)
まあそういう事はないのでしょう。縁は奈々子を一目見た瞬間から気になっていたのでは。もしくは前から学校で奈々子を見かけてずっと気になっていて、名指しで市役所にスカウトしてもらった、という事もあるかもしれません。ともかく、彼女達はロコドルユニットの仲間としてだけでなく、奈々子と縁という2人の女の子として、お互いにもっと親密になっていってもらいたいですね。
今はまだ、三ヶ月ゆいや名都借みらいはストーリーには関わってきていません。彼女達も加わる事で、女の子同士の関係がより深く、よりにぎやかに描かれていくと素敵かもです。
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