犬神さんと猫山さん 第９話

　テレビアニメ「犬神さんと猫山さん」、第９話「犬神さんと痴話喧嘩」です。

　秋を間に挟んで、八千代と鈴が何か険悪なムードになっています。いつもなら、べたべたまでではないにしてもそれなりに仲が良くて、出会ってから今まで喧嘩なんてした事もないような彼女達が、どうしてしまったのでしょう。（画面上、左右に離れている２人が同時に話し始めると、ステレオになっているのがよくわかって面白いかも。）
　でもこの最初の時点で、２人の様子を見ていた秋は、単なる痴話喧嘩の可能性を感じていたのではないでしょうか。さすがに２人の事となると彼女はいろいろ心得ているようです（サブタイトルにもきっちり書いてありますし間違えようがない？）。

　それで何が始まりだったかというと、鈴が自分の髪を気にした辺りだったみたいです。くせっ毛な彼女は髪型を変えようかと考えていましたが、八千代がそれを許さなかったのですね。

　八千代は、第４話で鈴が眼鏡を作ろうとしていた時は、とても積極的にアプローチしています。行きつけの眼鏡屋さん（八千代は目が良いのですが）を紹介して、帰りには早速鈴の眼鏡っ娘ぶりを堪能したり、さりげなく手をつないだりしています。
　なのに今度は、鈴が髪型を変えようとするのを断固反対しているわけですから、鈴も戸惑ってしまいますよね。さらに八千代の大げさな言い方をするため、まるで彼女が自分の見た目だけを気に入っているのでは、と思わないわけにはいかなくなってしまったのでしょう。

　本人達にしてみれば、お互いに相手が自分の気持ちに沿わない事を言っているように感じて、何だか許せなくなってしまった、といった所なのかもです。本人達にはそれは重要な事なのでしょうけれど、周りから見れば、（秋や美希音、空だけでなく視聴者も、）２人がお互いに愛情を持っているのはまるわかりですね。本人達がその事に気づくのはいつになるでしょうか？

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