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2014年6月 2日 (月)

悪魔のリドル 第8話

 テレビアニメ「悪魔のリドル」、第八問「嘘つきの門番はどちら?」です。

 黒組に在籍する生徒で残っているのは、兎角、晴、鳰、伊介、真昼/真夜、純恋子の6人(7人?)だけになりました。生徒数は半分以下になり、もうクラスとしての形にもならなくなってきている様子です。

 それでも、暗殺は続きます。次に立ち上がった暗殺者達とも、兎角は戦いを繰り広げていきます。
 この黒組のシステムにどんな意味があるのか、兎角達には知らされていません。晴の守護者として反逆した今の兎角には、襲ってくる暗殺者を蹴散らして晴を救う、それだけがすべてのようです。

 彼女達を見守る側では、様々な思惑が交錯しているみたいです。原作コミックに登場している「女王蜂」のキーワードも出てきていますね。この言葉が何を意味するのか、わかるのはもう少し先なのでしょう。
 その辺りは鳰は知っているのでしょうか。彼女は「裁定者」として黒組に参加していますが、ここでは自分も暗殺者の1人みたいな言い方をしています。彼女も報酬を狙って暗殺に加わる事になるのか、という所も謎の一つになりそうです。

 伊介は、「裏オリエンテーション」が始まる前に一度晴を襲撃していますが、その後はしばらく静かにしていました。彼女の願いは、パパとママ(ちなみにどちらも暗殺者で、どちらも男性です)の老後のために大金がほしい、というもの。他の生徒に先を越されたらその夢は実現しませんから、急がなきゃいけなさそうな気もするのですけれど、あまりそういう態度は見せていません。
 第7話の時にも少し描かれていたように、彼女はこの黒組のシステムに疑問を抱き始めたために、様子見を続けていたのかもです。この第8話でも鳰との会話で何かにおわせています。彼女は真実を見つけ出す事ができるでしょうか。

 真昼/真夜は、何か具体的な報酬を求めているのではないみたいです。暗殺をする事自体に意味がある雰囲気です。真夜は荒々しい性格の持ち主ですが、決して真昼を見下したり嫌ったりはしていないように感じられます。真昼の寂しさを埋めようとする気持ちが、真夜の行動の原動力になっているとも思えます。
 彼女達は、元は1つだったものが2つに分かれたのか、それとも2つだったものが1つに重なったのか、その関係性には少し不思議なものがあります。けれど彼女達はお互いを思い、必要としているのですね。そこには百合な感情がある、とも言えそうです。

 兎角は、以前の伊介との戦いで、人の命を奪った事がないのでは、と見立てられていました。さらにこの話数での小競り合いで、伊介はその事を確信しています。
 でも兎角の方は、また別の何かを感じているような反応を見せています。相手の攻撃を見抜けていたのに、自分がわざとけがをするような動きをしたのを気にしています。彼女の中にもっと大きな秘密があるのかどうか、そういった部分も後で描かれていくのでしょうか。

 それ以外に描いていってもらいたいのは、やはり兎角と晴の関係、ですね。この話数で、晴は兎角に向かって、黒組を卒業したらどうするのか、と尋ねています。
 こういう聞き方をするのって、ちょっと兎角を突き放している感じもあります。兎角は以前から、晴を「絶対に守る」と言い、またその通りに暗殺者達と戦ってきました。晴もこの言葉にうなずいています。
 また第7話では、晴は兎角を助けるために、自分の命がかかった謎解きのヒントを捨てています。それに兎角にキスまでしちゃってるんですよね(人工呼吸的な意味ではありましたけど)。

 ここまで絆を深めているとも言える彼女達のはずなのに、晴のは聞き方まるで、卒業したら私達は無関係、と言っているみたいな印象があります。こんな風に聞かれたら、そりゃあ兎角だって悩んじゃうかも?

 自分の悩みを忘れ去ろうとするように、兎角は暗殺者達との戦いに自分1人で身を投じていきます。彼女が晴とどうなりたいのかを自覚し、晴もまたそれに応えてくれるような未来になると良いですね。そうして彼女達には結ばれてもらいたいです。

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