咲-Saki- 全国編 第１３話

　テレビアニメ「咲-Saki- 全国編」、第１３局「旧友」です。

　２回戦を勝ち抜けた咲達。この日は試合がなく、咲と和、優希は、朝ゆっくりと寝ていました。
　でも和には、見たい試合があったようです。それは、清澄高校とは反対側のブロックで行われている準決勝。その試合に、和と優希が高遠原中学にいた時の麻雀部の先輩で、今は新道寺女子にいる煌が出場していたのでした。
　 ところが他にも知り合いが出ていたのですね。久や美穂子達と一緒に見ていたホテルのテレビに映し出されたのは、玄でした。和は、ここで初めて、穏乃や憧のいる阿知賀女学院が出場しているのに気づいたようです。和はじっとしていられなくなり、優希と咲を連れて試合会場へと向かいます。

　ここからは、第２期「阿知賀編」に出てくる場面とも重なってきますね。あちらは穏乃達や煌の視点で描かれているのに対して、こちらは和や咲の視点になっています。同じ日の同じ場所を別の角度から見られるというのも面白いですね。

　その中にあって、ここでは咲の胸の中の風景も描かれています。咲は、姉の照が試合をしている会場に入ろうとしませんでした。離ればなれになってしまった姉と対話するなら麻雀の試合の時に、という考えもあったのでしょうけれど、それ以上に、彼女の昔の記憶が彼女を悩ませていたようです。
　まだ咲と照が一緒に暮らしていた頃、そこに車椅子の少女との関係があったらしいです。その思い出はとてもつらいものへと変わっていくようで、咲も沈んだ表情になっていますね。かなり重大な出来事があったと思われますが、彼女が姉と向き合って昔の関係を取り戻すには、それを乗り越えていかなければならないのでしょう。

　といった感じで咲達の進む先にはまだまだ壁がありそうですし、全国大会の方も清澄は２回戦が済んだばかりです。次のアニメ第４期とかを期待したくなってしまいますね。その辺りは予定はあるのでしょうか？
　第１期の時は、第２５話「全国」の放送の後で、エンドカードに清澄のメンバーのイラストと一緒に「まだまだいくじぇ～」という（優希のせりふらしい）文字が書かれていました。その後はゲームやイベント、アニメの続編などが実際に続いていました。今度の第３期では、、、特にメッセージのようなものはないっぽいですね。この後はどうなっていくのでしょう。この先も気になりますし、是非アニメでも続きを見てみたいものです。

　この第１３話では、エンディングに、橋本みゆきさんの「Glossy:MMM」（第１期のオープニング曲です）に乗ってこの先の試合の模様が一部描かれています。これが実際に第４期などで描かれていくと素敵ですね。
　その他には、永水女子の小蒔達と宮守女子の白望達が一緒に海水浴をしている場面が少し出てきています。さすがに第１２話で小蒔の夢の中に水着が出てきたぐらいでは足りなかった？　他にも咲がシャワーを浴びている場面もありますし、サービスシーン(?)を押さえているのかもです。

　百合な場面は、、、あまりなかったでしょうか。野依理沙と村吉みさき、三尋木咏と針生えり（それに小鍛冶健夜と福与恒子とかも）など、大会の解説者と実況アナウンサーの組み合わせが割と仲が良くて、「大人」達の関係も実は注目なのかも。（ところでちょっと話題はずれますが、瑞原はやりのあのルックスとしゃべり方だったら、声は田村ゆかりさんが似合うかなと思っていたら、実際にそうでしたね。これははまり役なのでは。）

　清澄が準決勝の試合に出かける時、大きな重箱に入れたお弁当を、美穂子が作ってきていました。「いってらっしゃい」と微笑みながら美穂子が久に渡す様子が、何というか夫婦（婦婦？）のようで良い雰囲気でしたね。

　後は、咲と和の間のいちゃつきも見たかったのですけれど、ここではほとんどありませんでした。和は、試合会場に入るのをためらう咲の暗い表情を気遣っていましたし、咲も和には特別な気持ちを抱いているはず。彼女達の間の百合なエピソードをもっとたくさん見てみたいです。

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