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2014年4月 7日 (月)

悪魔のリドル 第1話

 テレビ放送が始まったアニメ「悪魔のリドル」を見てみました。サブタイトルは、「第一問「世界は□□に満ちている」」です。

 国内の重要人物の子女が通う、小学校から大学までの一貫校、ミョウジョウ学園に、10年黒組が開講します。そこに13人の女生徒が集められます。1人は「とある事情持ち」の高校生、残る12人はすべて、彼女を狙う暗殺者(アサシン)でした。

 第1話の段階ではまだ13人全員がそろっていませんけれど、ターゲットの1人本人以外は、皆誰がターゲットで誰が暗殺者なのかわかっているみたいです。そこに謎が入り込む余地はなさそうではあるものの、実際はどうなのでしょう。
 この話数では、東兎角(あずまとかく)の回想場面が少し描かれていますけれど、一ノ瀬晴(いちのせはる)の「事情」はまだ見えてきていません。その辺りがわかってくるにつれて、2人の関係が影響を受けたりするのかもですね。

 わかるといえば、兎角を派遣したカイバ先生は、何だか兎角の気持ちを見透かしている感じもします。まだ黒組ではほとんど何も起きていないのに、兎角がこれから進む道を迷うみたいな言い方をしています。自分が生きるために相手の命を奪うか、相手を生かすために自分の命を落とすか、それとも、みたいな。そこまではっきり言えるのは、単に物語上の演出なのでしょうか、あるいは何か確信がある? 兎角には、この人の予想をすべて裏切るような選択をして、百合な答えを出していってもらいたいかもです。

 先生というともう1人、黒組の担任の溝呂木(みぞろぎ)先生も何かありそうでしょうか。暗殺とは関係のなさそうな普通の先生っぽい雰囲気の割に、兎角に気配を感じさせなかったのは、兎角の能力が低いからなのでしょうか、でなければ暗殺者にも気づかせないほど溝呂木先生が気配を消していたのでしょうか。この辺りがわかるのももっと先の事?

 黒組に集められる暗殺者達は、ほとんどが自分の殺気を隠そうともしていませんね。例えば犬飼伊介(いぬかいいすけ、女性です)のように、相手がターゲットでなくても襲おうとするぐらい好戦的だったり、走り鳰(はしりにお)や番場真昼、真夜(ばんばまひる、しんや、性格は違いますが同一人物です)のように、何か裏がありそうな冷酷な顔つきでにやりと笑っていたりします。
 これでクラスとして成り立っていくのかどうかちょっと心配でもありますけれど、、、いえ、たぶん誰もそんな事は考えていないのでしょう。誰よりも早くターゲットを始末して、望みの報酬を受け取る事が暗殺者全員の目的ですから、自分に利益があると思わない限りは誰ともつるまないでしょうし、早く黒組を終わらせようとするものと思われます。

 そんな風に考えていないのが、晴ただ1人らしいです。彼女はこの黒組をきちんと卒業する事を、一番の目標にしているようです。

 でもちょっと気になる事もあるのですよね。晴の目標が他の生徒達とは違っていたとしても、手段は同じなのではないか、という気もします。彼女も、目標を果たすためには自分の持つ力を出し切って、どんな手を使っても生き残ろうとするのではないでしょうか。
 例えば、自分のなけなしの魅力を使って誰か有能な暗殺者をたぶらかし、自分の盾にする、とか。それを意図的にしているのか、それとも無意識に人を惹きつけてしまうのかはわかりません。けれど、自分を助けてくれる人の存在に気づかなかったり、その人に気持ちを動かされないのであれば、相手との間に思いを交わす事は難しいように思えます。兎角は、そうなったとしても晴の思いを果たさせようとするでしょうか。

 兎角は、私立17学園(表向きは普通の学校ですが、裏では暗殺者を養成しています)にいた頃、授業で、暗殺のターゲットとは話すなと教えられました。これからあの世へ行く人間の言葉など聞いても意味がないから、だそうです。
 彼女自身も、ターゲットについて何も知らずに始末する事については賛成でした。でもそれは授業で教えられたからではなく、「意味がない」事だと思っていたかららしいです。

 、、、では、相手を知る事に「意味」を見つけてしまったら? 兎角は、夕暮れの教室に1人たたずむ晴を最初に見た瞬間、相手に目を奪われてしまったようです。それからは、晴の体の事が気になったり、晴のお願いを聞き入れて一緒に点呼に出かけたり、自分に出題された問題を晴に見せてアイディアを聞いたり、たぶん彼女にしてはかなり相手に関わっているのではないでしょうか。できるだけ長く晴とふれあっていたい、という気持ちが、彼女の中に芽生えているのかも、とも思えます。
 その気持ちは、どういう形になっていくでしょうか。でもどうなるとしても、そこにたどり着くまでには、彼女は悲壮な戦いを勝ち続けなければならないのでしょう。

 本作のオープニング曲、内田真礼さんの歌う「創傷イノセンス」や、第1話のエンディング曲、兎角役の諏訪彩花さんの歌う「パラドクス」 は、ビートの激しいロックな曲調になっています。キャラの攻撃的な性質や、クラスに充満する殺伐とした緊張感、やるかやられるかの世界を騒がせるストレスやテンションが全面に表現されていますね。エンディング曲の方はいろいろなものが用意されているみたいですけれど、このアグレッシブな世界観を表すような雰囲気になっていると面白いかもです。

 また、アクションシーンの作画も細やかです。第1話では17学園での訓練の場面だけでしたけれど、この先何かのバトルが行われる時にも高画質で描かれれば場面も盛り上がっていくように感じます。

 後は百合な部分ですね。兎角と晴、また他の女の子達の間でも愛が生まれ育まれていって、彼女達の恋心が物語を形作る重要な要素になっていくと素敵です。

 「リドル」には、謎、または謎かけといった意味があります。「世界は□□に満ちている」は、一つの大きな謎と言えるでしょう。兎角が答えを見つけられるかどうかはよくわかりませんが、彼女が選ぶ未来に、晴と寄り添える世界があると良いかもです。

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